夏がお似合いのキョウチクトウの花も元気いっぱいです。キョウチクトウについては、まだまだこれから最盛期だと思うので、改めてアップの予定です。
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2015年6月30日火曜日
2015年6月27日土曜日
6月21日 モナルダ
モナルダというより「ベルガモット」と言う方が判りやすいでしょうか?
モナルダ
Monarda spp.
シソ科モナルダ属の多年草
原産地:アメリカ・カナダ・メキシコ
別名:ベルガモット、タイマツバナ、ヤグルマハッカなど
園芸的にモナルダと呼ばれているのはいくつかの種をまとめて総称したものです。全草に爽やかな香りがあり、ハーブティーなどに良く利用されます。別名のベルガモットは、紅茶のアールグレイの香りづけとして使われるミカン科の「ベルガモットオレンジ」に似た香りを持つことから名づけられています。本家はベルガモットオレンジなのですね。
さて、植物歳時記も今回で1,111回のゾロ目となりました。2,222回まで続くかな?(笑)
モナルダ
Monarda spp.
シソ科モナルダ属の多年草
原産地:アメリカ・カナダ・メキシコ
別名:ベルガモット、タイマツバナ、ヤグルマハッカなど
園芸的にモナルダと呼ばれているのはいくつかの種をまとめて総称したものです。全草に爽やかな香りがあり、ハーブティーなどに良く利用されます。別名のベルガモットは、紅茶のアールグレイの香りづけとして使われるミカン科の「ベルガモットオレンジ」に似た香りを持つことから名づけられています。本家はベルガモットオレンジなのですね。
さて、植物歳時記も今回で1,111回のゾロ目となりました。2,222回まで続くかな?(笑)
2015年6月26日金曜日
6月21日 アブチロン「チロリアン ランプ」
アブチロン「チロリアン ランプ」
Abutilon megapotanicum
アオイ科イチビ属(アブチロン属)の半つる性低木
原産地:ブラジル
別名:ウキツリボクなど
アブチロンのイメージと言うのは、私のあたまの中では小さめのハイビスカスの様な花を咲かせる植物と言う感じでした。そんな訳で、この植物を初めて見たときは、アブチロン属とは思わず、植物名を探し当てるのにずいぶん苦労した覚えがあります。
でも、「チロリアン ランプ」という通称は本当にお似合いですよね!
Abutilon megapotanicum
アオイ科イチビ属(アブチロン属)の半つる性低木
原産地:ブラジル
別名:ウキツリボクなど
アブチロンのイメージと言うのは、私のあたまの中では小さめのハイビスカスの様な花を咲かせる植物と言う感じでした。そんな訳で、この植物を初めて見たときは、アブチロン属とは思わず、植物名を探し当てるのにずいぶん苦労した覚えがあります。
でも、「チロリアン ランプ」という通称は本当にお似合いですよね!
2015年6月25日木曜日
6月21日 蜜腺のお話
通常は、蜜は花にある蜜腺から分泌されるものです。これは、訪花性昆虫を誘引して受粉の確立を上げるための生存戦略ですね。
ところが、植物によっては、葉や葉柄などに蜜腺を持ち、蜜を分泌するものもあります。今回の写真はアカメガシワですが、このような植物は意外と多く、身近なところでは、ソメイヨシノ、パキラ、サツマイモ、キササゲ、アカメガシワなどが知られています。
この場合の蜜腺の役割は、主にアリを誘引するためと言われています。蜜に誘われたアリは、ついでに、植物体に悪さをする、毛虫や芋虫、アブラムシなどを退治してくれるという訳です。蜜腺は、害虫の害を受けやすい柔らかい新葉の時期に活発に働き、葉が成熟するとあまり働かなくなります。
自然の仕組みは本当に不思議です!
ところが、植物によっては、葉や葉柄などに蜜腺を持ち、蜜を分泌するものもあります。今回の写真はアカメガシワですが、このような植物は意外と多く、身近なところでは、ソメイヨシノ、パキラ、サツマイモ、キササゲ、アカメガシワなどが知られています。
この場合の蜜腺の役割は、主にアリを誘引するためと言われています。蜜に誘われたアリは、ついでに、植物体に悪さをする、毛虫や芋虫、アブラムシなどを退治してくれるという訳です。蜜腺は、害虫の害を受けやすい柔らかい新葉の時期に活発に働き、葉が成熟するとあまり働かなくなります。
自然の仕組みは本当に不思議です!
2015年6月23日火曜日
6月14日 タチアオイ
タチアオイ
Althaea rosea
アオイ科ビロードアオイ属の宿根草
原産地:トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種の交配種と考えられている
別名・ホリホック、花アオイ、コケコッコー花など
長大な茎の先端に無限花序をつけ、梅雨入りの頃に下から咲き始め、梅雨明けの頃に頂点まで咲き終わります。美しい花は梅雨の風物詩ですね。
もともとは、中国辺りから薬用として導入されたものが帰化したようです。根や花を薬用にするようですね。
学名はアオイ科フヨウ属のHibiscus(ヒビスクス・ハイビスカス)かとばかり思っていました。同じアオイ科でもビロードアオイ属だったのですね!勉強になりました。
とても、綺麗な花なのですが、葉っぱにはよく毛虫がつくので、毛虫嫌いな私は遠くから眺めるだけにしています(笑)
Althaea rosea
アオイ科ビロードアオイ属の宿根草
原産地:トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種の交配種と考えられている
別名・ホリホック、花アオイ、コケコッコー花など
長大な茎の先端に無限花序をつけ、梅雨入りの頃に下から咲き始め、梅雨明けの頃に頂点まで咲き終わります。美しい花は梅雨の風物詩ですね。
もともとは、中国辺りから薬用として導入されたものが帰化したようです。根や花を薬用にするようですね。
学名はアオイ科フヨウ属のHibiscus(ヒビスクス・ハイビスカス)かとばかり思っていました。同じアオイ科でもビロードアオイ属だったのですね!勉強になりました。
とても、綺麗な花なのですが、葉っぱにはよく毛虫がつくので、毛虫嫌いな私は遠くから眺めるだけにしています(笑)
2015年6月21日日曜日
6月14日 チェリーセージ
チェリーセージ
Salvia microphylla
シソ科アキギリ属の落葉低木
原産地:アメリカ南部、メキシコ
チェリーセージというのは、サルビア・ヤメンシス、サルビア・グレッギー、サルビア・ミクロフィラなどの総称の様で、一つの種だけを指しているわけではなさそうです。
葉を揉むと甘い香りがして、ハーブティーなどにも利用されます。
基本種は朱色の花ですが、白花や、紅白の「ホットリップス」という色っぽい名前の品種も良く見かけます。
丈夫なサルビアで、横浜でも越冬・越夏し、大きな株に育ちます。野草的な雰囲気もあるので、イングリッシュガーデンなどに良く似合うサルビアの一つです。
Salvia microphylla
シソ科アキギリ属の落葉低木
原産地:アメリカ南部、メキシコ
チェリーセージというのは、サルビア・ヤメンシス、サルビア・グレッギー、サルビア・ミクロフィラなどの総称の様で、一つの種だけを指しているわけではなさそうです。
葉を揉むと甘い香りがして、ハーブティーなどにも利用されます。
基本種は朱色の花ですが、白花や、紅白の「ホットリップス」という色っぽい名前の品種も良く見かけます。
丈夫なサルビアで、横浜でも越冬・越夏し、大きな株に育ちます。野草的な雰囲気もあるので、イングリッシュガーデンなどに良く似合うサルビアの一つです。
基本種
白花
「ホットリップス」
2015年6月20日土曜日
6月14日 ランタナ
その昔は、関東では越冬しなかったような気がします。
最近では、ここ横浜市の冬は楽に越して、実生で増えることもあって、あちらこちらで茂っていますね。
ランタナ
Lantana camara
クマツヅラ科シチヘンゲ属の常緑低木
原産地:南米
別名:七変化など
冒頭でも書きましたが、横浜では野生化してずいぶん増えているような気がします。調べてみたら「世界の侵略的外来種ワースト100」に見事選ばれているのですね(笑)
常緑小低木ということですが、横浜では越冬の際はほとんどの葉を落としてしまい、落葉低木のようになっています。このあたりの、適応性の広さもあって、分布を広げているのでしょう。
花の色は実に多彩で、しかも咲き進むと色が変化するので「七変化」という和名が付いたようです。メタリックな色調の液果も美しいものですよ。
最近では、ここ横浜市の冬は楽に越して、実生で増えることもあって、あちらこちらで茂っていますね。
ランタナ
Lantana camara
クマツヅラ科シチヘンゲ属の常緑低木
原産地:南米
別名:七変化など
冒頭でも書きましたが、横浜では野生化してずいぶん増えているような気がします。調べてみたら「世界の侵略的外来種ワースト100」に見事選ばれているのですね(笑)
常緑小低木ということですが、横浜では越冬の際はほとんどの葉を落としてしまい、落葉低木のようになっています。このあたりの、適応性の広さもあって、分布を広げているのでしょう。
花の色は実に多彩で、しかも咲き進むと色が変化するので「七変化」という和名が付いたようです。メタリックな色調の液果も美しいものですよ。
2015年6月19日金曜日
6月14日 ユリの仲間たち
豪華な花と、香りのよさで草花の女王とでも言えましょうか。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とも言われるように、美しい物の代名詞ですね。
園芸種として多く見かけるユリは、ざっくりとオリエンタル系、スカシユリ系、テッポウユリ系に分けられますが、これらの多くに、日本の在来野生種のユリの遺伝子が入っています。明治の後期から大正の初期にかけて、多くのユリが横浜から輸出されました。それが元になって、様々な交配が行われ、逆輸入された品種が多いのです。
今回は、散歩していて見かけた、オリエンタル系、スカシユリ系、テッポウユリ系を一挙ご紹介。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とも言われるように、美しい物の代名詞ですね。
園芸種として多く見かけるユリは、ざっくりとオリエンタル系、スカシユリ系、テッポウユリ系に分けられますが、これらの多くに、日本の在来野生種のユリの遺伝子が入っています。明治の後期から大正の初期にかけて、多くのユリが横浜から輸出されました。それが元になって、様々な交配が行われ、逆輸入された品種が多いのです。
今回は、散歩していて見かけた、オリエンタル系、スカシユリ系、テッポウユリ系を一挙ご紹介。
スカシユリ系
スカシユリ系
オリエンタル系
オリエンタル系
オリエンタル系
テッポウユリ系
テッポウユリ系
テッポウユリ系
2015年6月18日木曜日
6月14日 ご近所様の園芸シリーズ 55
前回に引き続き…
こちらのお宅は、とてもうまく宿根草をお使いになっています。
地植えのものも、ハンギングのものも上手に使い分けて、素晴らしい世界観ですね。
ユリの様なヘメロカリスも渋くて良い色調です。
こちらのお宅は、とてもうまく宿根草をお使いになっています。
地植えのものも、ハンギングのものも上手に使い分けて、素晴らしい世界観ですね。
ユリの様なヘメロカリスも渋くて良い色調です。
2015年6月17日水曜日
6月14日 ご近所様の園芸シリーズ 54
ネタに困ると始まるこのシリーズ(笑)
旧・植物歳時記から数えると54回目です。
今回はソテツを中心に、置物などで見事な統一感をだしているお宅をご紹介。
玄関の左右で、雰囲気が異なるのが面白いですね。
なんだか、日本とは思えませんね。
旧・植物歳時記から数えると54回目です。
今回はソテツを中心に、置物などで見事な統一感をだしているお宅をご紹介。
玄関の左右で、雰囲気が異なるのが面白いですね。
なんだか、日本とは思えませんね。
2015年6月16日火曜日
6月14日 アジサイ 4
これで4回目のアジサイ。そろそろ別の話題を探さないと…
海外育種のセイヨウアジサイの流れを変えたのが、国内育成の「ミセス クミコ」と言われています。素晴らしい大輪のこの品種は、権威ある園芸コンテストAAS(オールアメリカ セレクションズ)でも入賞しました。そして、次のブレークがお馴染みの「墨田の花火」ですね。
写真の品種は、本文に出てくる品種ではありません(笑)
海外育種のセイヨウアジサイの流れを変えたのが、国内育成の「ミセス クミコ」と言われています。素晴らしい大輪のこの品種は、権威ある園芸コンテストAAS(オールアメリカ セレクションズ)でも入賞しました。そして、次のブレークがお馴染みの「墨田の花火」ですね。
写真の品種は、本文に出てくる品種ではありません(笑)
2015年6月14日日曜日
2015年6月13日土曜日
6月8日 アジサイ 3
梅雨に入ったばかりの6月上旬から中旬がアジサイの一番美しい時です。ちょうど今どきですね。原種のヤマアジサイやガクアジサイもこの時期に咲きますが、タマアジサイはずっと遅く7月から9月頃にかけて連続的に開花するようです。
アジサイの剪定は7月下旬には行わないと、花芽を切ってしまい翌年の開花に影響します。ただしアナベルなどのセイヨウノリノキは翌春の新梢に花芽をつけるので、年内に剪定すれば大丈夫です。
アジサイの剪定は7月下旬には行わないと、花芽を切ってしまい翌年の開花に影響します。ただしアナベルなどのセイヨウノリノキは翌春の新梢に花芽をつけるので、年内に剪定すれば大丈夫です。
2015年6月11日木曜日
6月8日 アジサイ 2
セイヨウアジサイは日本の原種が、1770年頃に中国経由でヨーロッパに渡ったり、明治初期にシーボルトが直接にヨーロッパに持ち帰ったりしたものが元となって交配されて生まれたと言われています。ガクアジサイやヤマアジサイ、タマアジサイなどが原種ですね。これとは少々生まれが違うものにカシワバアジサイやアメリカノリノキ(アナベルという品種が有名です)などもあります。