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2016年5月31日火曜日

5月28日 松本編1 ヤマボウシ

5月28日は、長野県松本市にいました。早朝から起きだして、ホテルの近所で撮った植物写真をお届けします。松本市でも全般に植物の開花が早く、横浜に比べて一週間程度遅いだけの様です。いつもだと、もう少し遅くなるような気がします。

ヤマボウシ
Cornus kousa
ミズキ科ミズキ属の落葉高木
原産地:日本(本州以西)、朝鮮半島、中国

この時期に、上向きの純白の花を枝いっぱいに咲かせます。個人的には近縁のハナミズキ(アメリカヤマボウシ)よりも、素敵だと思います。
山の中で谷沿いに咲くこの花は、本当に美しく、日本が誇って良い花木だと思います。






2016年5月29日日曜日

5月22日 カシワバアジサイ

最近はすっかりお馴染みになりました。

カシワバアジサイ
Hydrangea quercifolia
ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属の落葉低木
原産地:北米東南部


カシワに似た葉っぱがその名前の由来です。
丈夫な木ですが、乾燥は嫌い、午後の陽も当たらない半日陰位の方が旨く育つようです。通常のアジサイやセイヨウアジサイと同じように、花後は7月中には剪定をしないと翌年の花芽を落としてしまうので注意しましょう。








2016年5月28日土曜日

5月22日 モミジイチゴ

モミジイチゴというより、キイチゴ…

モミジイチゴ
Rubus palmatus
バラ科キイチゴ属の低木
原産地:日本(東日本)

モミジの様な葉っぱだからモミジイチゴ。黄色いイチゴがなるのでキイチゴ。子供の頃は摘んできてたくさん食べました。甘くて美味しいものです。今回は、小川の向こう側で、試食は出来ず、写真も小さくなってしまいました。残念。

散歩道で良く見るキイチゴは、モミジイチゴ(黄色)、フユイチゴ(黄色)、クサイチゴ(赤)、ナワシロイチゴ(赤)ですね。


2016年5月27日金曜日

5月22日 オオムラサキツユクサ

原形質流動の実験でお馴染みです。

オオムラサキツユクサ
Tradescantia virginiana
ツユクサ科トラデスカンチア属
北アメリカ東部原産

学校の理科の授業で習ったのはムラサキツユクサ。今回の奴は色合いや花の大きさを見るとオオムラサキツユクサの様です。
ムラサキツユクサの花はどちらかと言うとブルーで、オオムラサキツユクサの花は紫っぽいですね。

今回は日向で条件が良く、写真がうまく撮れました。独特の造形美がありますね。明るくて、ISO感度を押えられる条件では、私のリコーCX-5の絵も捨てたもんじゃありません(笑)








2016年5月26日木曜日

5月22日 オオキンケイギク

「草のブラックバス」とも揶揄される帰化植物です。

オオキンケイギク
Coreopsis lanceolata
キク科ハルシャギク属の多年草
原産地:北米

特定外来生物として栽培が禁止され、日本の侵略的外来生物ワースト100に選ばれ…。植物には罪は無いのに、少々可哀そうな気がします。

10年程前までは、丈夫で緑化に良いということで普通に種苗が販売されていました。人間は勝手ですね。それに、ナガミノヒナゲシの様に、種子繁殖でどんどん増えるという感じではないので、まだましな気がします。
そうは言っても、お庭で育てたりすると環境省のお咎めを受けますのでご用心を!






5月22日 オカタツナミソウ

タツナミソウとは生育場所や、草姿・花が違うなぁ…と思って調べると

オカタツナミソウ
Scutellaria brachyspica
シソ科タツナミソウ属の多年草
原産地:日本(本州・四国)

花の感じはタツナミソウより大柄な感じです。花の付き方も違います。タツナミソウはどちらかと言うと明るいところで生育するイメージですが、コイツは結構薄暗いハイキングコースの道沿いにありました。

調べてみると個体数を減らしているようですが、この場所ではかなり多くの個体を見ることが出来ました。やっぱり、早起きは三文の得ですね!








2016年5月25日水曜日

5月22日 ハコネウツギ

箱根にはわずかしか自生が無いようですが…

ハコネウツギ
Weigela coraeensis
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木
原産地:日本

主に海岸沿いなどで多く見られる木です。庭木としても利用されます。純白で咲き始めた花はその後に紅色に変わるので、別名はベニウツギ。
よくよく見ると、雌蕊の柱頭が少し変わった形をしています。






5月22日 ナルコユリ

鳴子に似ているからナルコユリ

ナルコユリ
Polygonatum falcatum
ユリ科アマドコロ属の多年草
原産地:日本

鳴子と言ってもわからない方も多いかもしれません。動物などが触れると、カラカラと音がするように木や竹を組み合わせて紐でつるした道具です。

スッと伸びた茎と葉、優しい花はいかにも野草の風情で好きな植物のひとつです。




2016年5月24日火曜日

5月22日 ロニセラの仲間たち

スイカズラ科スイカズラ属の植物を総称してロニセラ(Lonicera spp.)と呼びます。

日本の在来種で最も有名なのがスイカズラ(Lonicera japonica
これは、今時期に花を咲かせ、素晴らしい芳香を放ちます。また、花を採って吸うと甘い蜜が楽しめるので子供の頃には経験した方も多いのでは。和名もそれに由来します。花は純白で咲き、クリーム色へと変化します。常緑で「忍冬」とも呼ばれます。

散歩途中で見かけたのは、自信はありませんが、Lonicera heckrottii の園芸品種と思われます。こちらも良い香りでした。


スイカズラ 左のクリーム色の花は古い花です



スイカズラ



スイカズラの蕾



Lonicera heckrottii  少し派手ですね



Lonicera heckrottii 



蕾の感じはスイカズラと同じ


5月22日 落花を撮る

花によっては、ポトリと落ちたものに風情があったりするものです。
ツバキなどは代表格だと思いますが、林の中でもエゴノキやテイカカズラの落花はなかなか美しいと思います。

話は変わりますが、この時期に林の中を歩いていて良い香りがしたら、エゴノキやテイカカズラ、林縁を歩いていて良い香りがしたら、スイカズラという場合が多いのではないかと思います。見るだけではなく、香りを感じたり、触れたりすることは、植物をより深く知る方法として有効と思います。

スイカズラについては、次回に「ロニセラ」というくくりでアップしますのでお楽しみに!


エゴノキ



エゴノキの落花



テイカカズラの落花



テイカカズラの落花
並べ直してませんよ(笑)

2016年5月23日月曜日

5月22日 ウツギ

茎が中空なので「空木」(ウツギ)

ウツギ
Deutzia crenata
アジサイ科ウツギ属の落葉低木
原産地:日本
別名:卯の花など

純白で清楚な花です。この時期の山の花木は、エゴノキ、ヤマボウシ、ウツギなど純白の清楚な花が多いですね。
旧暦で4月を卯月と呼ぶのは、この花の咲く季節と言うことからだそうです。

そういえば「おから」のことも卯の花と呼びますが、ウツギの花の方が「おから」より、ずっと純白な気がします(笑)






5月22日 早朝の光と影 2

前回は、植物に寄って水滴などを撮った写真をアップしました。
今回はどちらかと言うと引いて遠景を狙ったものです。

対象物に斜光または逆光が当たりながら、背景が暗いと雰囲気の良い写真になりますね。


昨年のオギの穂と新葉



イネ科の穂



クモの巣とイネ科の穂



雑木林に朝日が差し込む



静寂の瀬上池



写り込む新緑



光と影


2016年5月22日日曜日

5月22日 早朝の光と影 1

22日は前日夜半に雨が降り、当日は早朝から快晴と、絶好の撮影日和。
こんな日は早起きをして、いつもの自然あふれるフィールドへ。

光と影、そして水滴と靄が織りなす美しい風景を捉えることが出来ました。


明け行く空のヤブガラシ



イタドリと水滴



イタドリと水滴



ヤマノイモと水滴

5月15日 カメラのことなど

通常、このブログの写真はすでに廃版となって、シリーズも継続されていないリコーCX-5で撮影しています。4年間使いまくったら調子が悪くなり、最近はピントが安定しません。サブ機のパナソニックFX-77もやはり露出が安定せず、そろそろ限界かな…という感じです。

今回は、手元にお借りしたEOS-KISS X7i + EF-S 18-135があったので、15日の写真はそいつを使わせてもらいました。

やはり、オートフォーカスのスピードが段違いで、撮っていてとても楽しい。実際出来上がりも、ピントはカリカリにくるし、ボケも美しい。デジタル一眼レフの楽しさを痛感しました。

しかし、レンズとボディーで約1㎏という重量級。これではいつも持ち歩くわけにはいきません。しかも巨大。CX-5の様に超アップの写真も撮れません。

デジタル写真は主に、PCでの鑑賞や、ブログ、そしてfbに利用するくらいで、紙焼きはほとんどしませんし、LL版位なら、コンデジでも十分です。

そう考えると、いつも持ち歩けるコンデジで、チャンスをものにしたり、普段は見ることが出来ない植物の超アップを皆さんにお届けしたりする方が重要な気もします。

悩みどころです。

今回は植物とは違う話になってしまいましたが、EOSで撮った写真をアップします。