新・植物歳時記 ~Nature and plants in Kanagawa~
日本家庭園芸普及協会の広報委員(神奈川県在住)が、神奈川県の自然と植物の話題を提供します。
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2018年6月30日土曜日
6月23日 アサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属のつる性一年草
意外かもしれませんがサツマイモ属(
Ipomoea
)には、サツマイモはもちろん、中華料理でおなじみのクウシンサイ(空心菜)も含まれています。
さて、アサガオですが、ざっくりとアサガオ(日本アサガオ)、セイヨウアサガオ(ソライロアサガオやマルバアサガオ)、ノアサガオ(リュウキュウアサガオ、シュッコンアサガオとも言います)に分けられます。
それぞれ特性が違うのですが、花の時期や草姿、葉の毛などからみて、今回のものは普通のアサガオだと思います。
2018年6月28日木曜日
6月23日 ヒルガオ
ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草
日本も原産地のひとつで、その辺の道端に見られる一般的?な花です。
昼になっても花がしぼまないため昼顔の名前がついたようです。
よく見れば意外と美しい花ですが、通常は一顧だにされることがない可哀そうな野草です(笑)。
2018年6月26日火曜日
6月23日 ノリウツギ
アジサイ科アジサイ属の落葉低木
沖縄を除く日本全国に自生しています。
厚ぼったい葉っぱと、カシワバアジサイのようにも見える清楚な白い花は梅雨に入った林の中で良く目立ちます。
最近では園芸種も存在するようです。
2018年6月24日日曜日
6月17日 ネジバナ
ラン科ネジバナ属の多年草
分布は日本の他に、ヨーロッパ東部からシベリア、熱帯・温帯アジア、オセアニアと非常に広いようです。
芝地のようなある程度管理された日当たりの良い場所を好み、公園の芝生などで美しい花を咲かせて楽しませてくれます。一見、ランの様には見えませんが、一つ一つの花を拡大すると確かにランの仲間だということが分ります。
土中の菌類との共生関係が知られており、いざ栽培しようとすると非常に困難な植物なので、芝生に生えているものを楽しむことにしましょう。
2018年6月23日土曜日
6月17日 カシワバアジサイとアメリカノリノキ
日本のアジサイと同じくアジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属の落葉灌木です。
両種とも原産地は北米で、丈夫で育てやすいために日本でも栽培が増えています。
アメリカノリノキは「アナベル」という品種が有名で、通称も「アナベル」と呼ばれる事も多いようです。
日本原産のアジサイは、開花後は7月下旬ころまでに剪定を行わないと翌年の花芽を切り落としてしまいますが、カシワバアジサイもアメリカノリノキも春になってから伸びる新梢に花芽をつけるので剪定は年内に行えば大丈夫です。
カシワバアジサイ
カシワバアジサイ
アメリカノリノキ
アメリカノリノキ
2018年6月21日木曜日
6月17日 ネムノキ
マメ科ネムノキ属の落葉高木。
日本では本州以西に自生します。
分布は、日本のほかには、イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島と飛地状らしく、この分布の仕方を見ると、シルクロードの交易と関係があるのかもしれないと思ってしまいます。
赤く繊細で美しい花は今が見ごろ。花期は短いので、お見逃しなく。
2018年6月19日火曜日
6月17日 アジサイ
言わずと知れた植物です。
アジサイは、江戸時代後期から明治時代初期にかけて、ヤマアジサイやガクアジサイなど日本原産のものが欧米に渡り、いわゆる西洋アジサイとして逆輸入されました。同じく、日本でも様々に育種が行われており、今日は百花繚乱の装いです。
また、鉢植えのものは、母の日のプレゼントとしてカーネーションに勝るとも劣らない人気があります。
今年はやはり開花が早く、いくつかの品種は開花後半という感じでした。
2018年6月17日日曜日
6月1日 ブリスベン(オーストラリア)編 町中の植栽など
町中の植栽には、寒さに強いミニシクラメンと、亜熱帯植物のアンスリウムやカラテアなどが一緒に植えられていて面白いのですが、管理は行き届いて美しいのが印象的です。また、いたるところに壁面緑化が施されており、こちらは観葉植物が中心に植栽されています。
2018年6月16日土曜日
6月1日 ブリスベン(オーストラリア)編 芝生いろいろ
ブリスベンで見かけた芝生は、バーミューダグラス(ティフトン?)とセントオーガスチングラスらしきものがメインでした。
公園などでは、バーミューダグラスに寒地型芝草(ライグラス類)のオーバーシードが行われているところもあり、非常に美しい景観となっています。もちろん、基本的には立ち入りOKで、寝転がったり走り回ったり、羨ましい光景でした。
バーミューダグラス
バーミューダグラス
バーミューダグラス+オーバーシード 生育初期で養生のため立ち入り禁止となっています。
セントオーガスチングラス?
バーミューダグラスとセントオーガスチングラス?が混じっていますね。
オーバーシードされた公園の芝生
羨ましい光景ですね。
2018年6月14日木曜日
6月1日 ブリスベン(オーストラリア)編 ビカクシダの仲間
この仲間は台北でも多く見かけました。種(Species)は違うかもしれませんが、日本でも観葉植物として室内で栽培されることがある、雄大な草姿のシダ植物です。
2018年6月12日火曜日
6月1日 ブリスベン(オーストラリア)編 木々の花
5月末から6月初頭にかけて、オーストラリア・ブリスベンに行く機会がありました。
今週は、そこで見かけた植物たちをごく簡単にご紹介します。
ブリスベンの季節は、ちょうど真冬というところで、朝晩はフリースが欲しくなるくらい冷え込みますが、どうやら氷点下にはならないようです。その証拠に台北とも共通する亜熱帯の植物が元気に育っています。
日本でもお馴染みのブーゲンビレアや、パパイヤなどはごく普通に植えられています。また、台北でも見かけた濃いピンクのユリのような花をつける木も元気に生育していました。
ブーゲンビレア
ブーゲンビレア
パパイヤの花
ユリのような花を咲かせる木
ユリのような花を咲かせる木
ソーセージツリーの実
2018年6月9日土曜日
5月27日 アジサイとホタルブクロ
今年の春は一気に暖かくなり、サクラを始めとした植物たちの花が10日から2週間ほど早く開花した感じでした。
アジサイも早めのような気がしますが、ホタルブクロはこの時期の開花だった気がします。
ナミハナムグリが食事に来ていました。
2018年6月6日水曜日
5月27日 クリ
クリ
ご存知の木の実(ドングリ)。
ブナ科クリ属の落葉広葉樹です。
この時期に、生臭いような独特の香りを放つ花を咲かせます。白く房状に見えるのが雄花で、雄花の花序の基部に小さな雌花があります。
雄花は昆虫たちが大好きで、私のような昆虫好きにはとても嬉しい花です。
雄花
雌花
雄花の蕾とヘリグロベニカミキリ
2018年6月3日日曜日
5月19日 ハナイカダ
ハナイカダ
ハナイカダ科ハナイカダ属の落葉低木です。
春に葉の中央に花をつけるという珍しい植物です。この時期は葉の中央に実がついています。雌雄異株ですが、この実は黒く熟すと食べられるとの事。何となく食欲がわく感じではありませんね(笑)
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