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2011年9月17日土曜日

わかりやすい名前  ナンバンギセル

ナンバンギセル(Anginetia indica L.)は、イネ科の単子葉植物(イネやススキなどが代表です)の根に寄生する寄生植物です。

こいつは、植物に特有(ミドリムシなんかにもありますが)の葉緑素を持っておらず、イネ科植物の根から養分をぶんどって暮らしています。まあ、居候みたいなもんですね。

私が小さいころは、「ススキの原っぱ」があちこちにあって、そんなところには必ずこいつが見られたもんです。

最近、あまり見かけなくてさびしく思っていたら、なんと家から20メートルの、ツルボが咲く法面のススキにたくさん寄生しているのを10年ほど前に見つけて、なんだか幼馴染に再開したような気持になったものです。

しかし、こいつの名前はわかりやすい。ナンバンギセルというのは、柄の長いパイプですが、そのものの形をしていて、一回見たら、その名前と共に忘れられなくなります(と、思います…)。

また、これは毎年の咲き始めが8月15日ごろから9月15日ごろまでと、非常に幅があります。油断していると花の盛りが過ぎて、がっかりすることも…。今年は9月10日ごろから咲き始めましたので、まあ遅めの開花です。一昨年は8月17日には開花してました。
ヒガンバナなんかは、ほぼ確実に秋のお彼岸前後に開花するのですが…。気まぐれなやつです(笑)。


 2011年9月17日 横浜市栄区

2 件のコメント:

  1. ナンバンギセルは高校生の頃にお小遣いで
    買った記憶が…正確には、宿主のヤクシマ
    ススキとタネ(といっていいのか?)が
    セットになっているもの。
    生まれて初めての「通販体験」でした。
    懐かしいです~~~^^

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  2. ススキと一緒になっている盆栽見たいのは見たことがあります(笑)

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