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2015年8月30日日曜日

8月22日 アキノタムラソウ

日本でも意外と身近なサルビアの仲間。別の言い方をすればセージとなるのでしょうか?

アキノタムラソウ
Salvia japonica
シソ科アキギリ属の多年草
原産地:日本・朝鮮半島・中国など

学名も「日本のサルビア」の意で、そのものずばりです。ところが、神奈川県にはそっくりな、ナツノタムラソウも分布していて、実は見分けには自信がありません。
前回は7月17日に、この草を話題にしていましたね。しかし、内容が全然変わりません。違うのは写真だけ…。頑張ります(笑)

バサッとしていたり、ヒョロッとしていたりで、全草の写真は撮りづらいのですが、近づいてみると涼やかなブルーの花はとても綺麗です。蚊に8か所も喰われましたけどね(笑)

http://syokubutu-saijiki.blogspot.jp/2013/07/600.html






2015年8月28日金曜日

8月22日 アサガオの仲間たち 7

江戸時代にアサガオ(Ipomoea nil)の人気が上がり、育種が加速して非常に多くの品種が生まれたことはすでに書きました。今回は散歩していて見つけた、そんな江戸園芸の多様性を髣髴とさせるアサガオをアップします。花も葉も、とてもアサガオとは思えませんが、何故か直感的にアサガオだと感じます。不思議です。


葉っぱがもの凄い!



もしかして花は終わりかけ?判別不明(笑)

2015年8月26日水曜日

8月22日 ユリノキの葉

ユリノキLiriodendron tulipifera)は、モクレン科ユリノキ属の落葉高木で、街路樹などにもよく利用されます。5月頃にはオレンジと黄緑の花弁を持つチューリップの様な花を咲かせるので、英名はチューリップツリーと言います。また、葉っぱが袢纏の形に似ているというので、ハンテンボクとも。あまり似ているようには思えませんが…

8月22日は面白いことに、不定芽からの新葉、春に展開した成熟した葉、紅葉して落葉した葉、枯れた葉、の全てを見ることが出来ました。成熟葉の写真はありませんが、この時期はサクラなどでも同じ現象を見ることがありますね。






2015年8月24日月曜日

8月22日 アサガオの仲間たち 6

アサガオの仲間とは思えないような、繊細な葉と朱色の花。夏の終わりの陽射しの中でとても目立つ植物です。

ルコウソウ
Ipomoea quamoclit
ヒルガオ科サツマイモ属の一年生つる植物
原産地:熱帯アメリカなど

ルコウソウの仲間にはこの他に、ハート形の葉を持つマルバルコウソウ(ルコウアサガオ)や、ルコウソウとマルバルコウソウの交配種とも言われる、ハゴロモルコウソウがあります。

さて、自宅そばにどうやら、マルバルコウソウの白花タイプと思われるものが、帰化して毎年はびこって花を咲かせています。なんという植物か全く分からなかったのですが、このブログでルコウソウ調べているうちに、なんとなく「マルバルコウソウかな?」と思うようになりました。最初はセイヨウアサガオのF2かと思っていましたよ(笑)








マルバルコウソウの白花?



葉っぱはマルバルコウソウだと思います

2015年8月23日日曜日

8月22日 夏の終わりの昆虫たち

夏が終わろうとするこの季節。
様々な虫たちがその命を終えて土にかえる季節でもあります。
また、生きている昆虫たちは、更に深まる秋、そして冬に向けて準備を進めています。


タマムシの亡骸  玉虫厨子にもつかわれたその鞘翅は、亡骸となっても鮮やかです。



ツチバッタ  成虫で越冬する珍しいバッタ。多くのバッタ類は、卵で冬越しします。



ミンミンゼミの亡骸  横浜では、ニイニイゼミ→アブラゼミ・ヒグラシ→ミンミンゼミ→クマゼミ・ツクツクホウシという順番でセミが発生するような気がします。



ジャコウアゲハの幼虫  初めて見ました!蛹で越冬するのですが、その幼虫でしょうか?コイツがいるということは、ウマノスズクサの仲間が近くにあるということです。



路上に落ちた何かの実を食べているダンゴムシ  ダンゴムシにも色々と種類がありますが、一番一般的なのはオカダンゴムシです。



セミの抜け殻 夏も終わりですね

8月15日 ご近所様の園芸シリーズ 58

街を散歩していると、樹木と建物の調和が美しい景色に出会うことがあります。今回も、はっとするほど目を惹かれました。
レンガ調の壁と、コノテガシワ?の調和が見事で、横浜ではないみたいです。


2015年8月22日土曜日

8月15日 コムラサキ

植物の和名の中でも、雅な名前のムラサキシキブ
Callicarpa japonica
そのムラサキシキブと近縁で小ぶりですが、負けずに美しいのがコムラサキです。

コムラサキ
Callicarpa dichotoma
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木
原産地:日本

ムラサキシキブは葉の全体に鋸歯があるが、コムラサキは上部だけに鋸歯があること。ムラサキシキブは実が腋生(葉の付け根から実がつく)だが、コムラサキは腋上生(葉の付け根から少し離れた上側に実をつける)であることで区別がつきます。もちろん、コムラサキの方が全体に小柄で、栽培されているムラサキシキブはコムラサキであることが多いようです。

ムラサキシキブは近くの山にも結構生えていますが、今回のコムラサキは石垣の隙間から芽を出した実生のようですね。少しずつ色づいていく実が綺麗です。

また、コムラサキというと、昆虫好きにはタテハチョウの仲間のコムラサキが頭に浮かぶと思います。こちらも非常に綺麗な蝶らしいのですが、私はまだ見たことがありません。








2015年8月20日木曜日

8月15日 ハイビスカスの仲間たち 5

ハイビスカスの仲間は花弁だけではなくて、花芯の造形も見事です。フヨウやスイフヨウは花粉も沢山つけるようで、蜂がせっせと花粉を集めていました。
色々なハイビスカスの花弁の写真だけを集めてみました。


ハイビスカス(Hibiscus rosa-sinensis



フヨウ



スイフヨウ



ムクゲ

2015年8月19日水曜日

8月15日 シンテッポウユリ

九州南部や沖縄などに自生するテッポウユリと、台湾に自生するタカサゴユリを交配させてできた園芸種がシンテッポウユリです。

シンテッポウユリ
Lilium x formolongo
ユリ科ユリ属の多年草
原産地:各地に帰化

容易に種子をつけ、しかもそれが発芽しやすく、発芽すると一年で開花に至るために、法面や空き地などで帰化が増えています。
もともとは、お墓などにお供えされた切り花が実を結び、それが散布されて帰化が増加したとも言われており、大規模な霊園などの周辺に多いという説も。確かに、私の住んでいる栄区は、横浜霊園や鎌倉霊園などがすぐ近くにあります…。
交配種であるシンテッポウユリからできた雑種第二世代以降の帰化と思われ、花弁に薄茶色や薄緑の筋が入ったり、葉の太さが違ったりと、様々な変異が見られます。

しかし、ここ数年で、ムカゴで増えるオニユリと、種子で増えるシンテッポウユリは随分と個体数を増やしています。綺麗ではありますが、困った事でもあり、複雑ですね。

















2015年8月18日火曜日

8月15日 アサガオの仲間たち 5

前回、アサガオとセイヨウアサガオの見分けが付きづらいというお話を書きました。

茎と葉
アサガオ→細かい毛が生える
セイヨウアサガオ→毛が無いかもしくは少しだけ生える


アサガオ→一節に一つ
セイヨウアサガオ→一節に複数個

開花期
アサガオ7月~9月
セイヨウアサガオ→8月~11月

あらためて家の周りで観察してみると、節から出る花の数が決め手のような気がします。
葉や茎の細かい毛は、セイヨウアサガオもある程度は生えているような気もするし、開花期も品種によってはこの時期に同時に咲いています。
でも節から出る花の数は、アサガオの場合はほとんどが一つでした。


セイヨウアサガオ



セイヨウアサガオ



アサガオ



アサガオ



アサガオ



2015年8月16日日曜日

8月9日 アサガオの仲間たち 4

恥ずかしいのですが、アサガオとセイヨウアサガオの見分け方にまったく自信がありません。そんなわけで、今回は両者を一気にご紹介。詳しい方は、今回の写真がどれなのかお教えください。9月下旬になればセイヨウアサガオだけ開花しているので、そのころにもう一度アップしますね(笑)


セイヨウアサガオに押されて、最近は意外と見かけないのがご存じのアサガオ。
誰だって小学校の頃に育てたことのあるお馴染みの花ですね。他のアサガオ類との見分け方は、葉っぱに細かい毛が密生していることと、一つの節から一つの花しか咲かせない事。また、他のアサガオ類と比べて、背丈もあまり伸びず、ずっと繊細な印象を与えます。でも、花色の多様性は天下一品ですね。花は日没後10時間程度で開花し、朝10時頃にはしぼんでしまう1日花です。

江戸時代から、古典園芸植物として親しまれ、数多くの変化咲きや葉芸が記録されています。なんと花色が黄色のものもあったとか。
しかも、これらはきちんとメンデル遺伝と同様に優勢・劣性・分離・固定などが調べられていたようですね。素晴らしきは江戸の園芸です!

アサガオ
Ipomoea nil
ヒルガオ科サツマイモ属のツル性一年草
原産地:熱帯アジア、ヒマラヤ周辺など




ソライロアサガオとマルバアサガオを合わせてセイヨウアサガオと呼ぶことが多いようです。
私には見分け方が難しく、今回はセイヨウアサガオと言うことで。

アサガオと違い、一つの節からいくつもの花を咲かせます。また、茎や葉には毛が少なく、つるっとしています。一般にアサガオよりは花期が遅く、品種によっては9月以降に満開になりますが、最近は早生系の品種も多いようですね。

早朝には開花しており、アサガオより花はやや長持ちし、状況によっては昼ごろまでしぼまない時もあります。

品種としては、ヘブンリーブルーやフライングソーサーなどが有名ですね。早生系のアーリーヘブンリーブルーなんてのもあるようです。
いかにもな名前のアーリーコールはアサガオの品種ですのでご注意を(笑)

セイヨウアサガオ
Ipomoea purpurea、Ipomoea tricolor
ヒルガオ科サツマイモ属の一年草
原産地:熱帯アメリカ






















2015年8月14日金曜日

8月9日 ハイビスカスの仲間たち 4

お隣、韓国の国花です。ムクゲ
ハイビスカスの仲間にしては珍しく、花は1日花ではなく、数日はもちます。剪定しなければ意外と大きくなるようで、樹高10m位に生育することもあるようです。
強烈な日差しの中でも、元気いっぱいで、様々な花形や花色の品種があるため、庭木としては嬉しいものです。

ムクゲ
Hibiscus syriacus
アオイ科フヨウ属の落葉樹
原産地:インド、中国など
別名:ハチス、モクゲなど