新・植物歳時記 ~Nature and plants in Kanagawa~
日本家庭園芸普及協会の広報委員(神奈川県在住)が、神奈川県の自然と植物の話題を提供します。
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2016年8月30日火曜日
8月28日・29日 水辺の友人たち
横浜市栄区を流れる鼬川(いたちがわ)
横浜としてはなかなか綺麗な川で、その本流にも様々な魚が住み、カワセミなどの鳥たちも訪れます。
流れ込む小さな川や、用水はさらに美しく澄んでいて、流れによってはゲンジボタルやヤマトシジミ(貝)も見られます。今回は、鼬川に流れ込む綺麗な用水で、驚くべきことにモクズガニを発見しました!
本流で遊ぶコイ
モクズガニ
雄のシオカラトンボ
2016年8月28日日曜日
8月19日 身近な樹木の種類を調べるには…
以前もアップしましたが…
植物の種類を調べるのには、紙の図鑑が1冊は必要です。
ある程度植物の知識があれば、ネットも便利ですが、植物の事を知らない方ほど、紙の図鑑が使いやすいはずです。
身近な樹木を調べるのはこれが1番。小学館の「葉で見わける樹木」
私のものは初版ですが、樹木の種類を増やした増訂版が出ていますので、樹木に興味のある方は書店で眺めてみてください。
2016年8月27日土曜日
8月19日 ヘクソカズラにみる多様性
酷い名前の植物代表と言っても良いヘクソカズラ…
全草に異臭があるために名づけられたのですが、花は意外とラブリーです。
じつはヘクソカズラと一口に言っても、多様性があることをご存じでしょうか?
私の自宅そばで見られるのは3タイプ。
はっきりと同定は出来ませんが、おそらくヘクソカズラ、ツツナガヤイトバナ、ホシザキハマサオトメカズラではないかと思っています。
ちなみに、ヤイトバナもサオトメカズラもヘクソカズラの別名です。ややこしい…
ヘクソカズラ
ヘクソカズラ
ツツナガヤイトバナ?
ツツナガヤイトバナ?
ホシザキハマサオトメカズラ?
ホシザキハマサオトメカズラ?
2016年8月25日木曜日
8月19日 虫たちと出会う日
最近、虫シリーズが多いですね。
出会うんだから仕方ないですね(笑)
アリとアブラムシの不思議な相互関係はよく知られています。この時期は、その光景を見ることが多いような気がします。
ニセアカシアにつくアブラムシとアリ
ノウゼンカズラにつくアブラムシとアリ
こちらはバラの害虫・チュウレンジバチ
2016年8月23日火曜日
8月19日 造形的に撮る
19日は台風の影響か、降ったりやんだりの1日でした。
防滴構造では無い私のコンデジでは、落ち着いて写真が撮れません。
そんな中でも、陽が差し込む瞬間に撮ったのがこれらの写真です。
陰影を利用して、水滴や葉、花を造形的におさえてみました。
2016年8月21日日曜日
8月14日 ニチニチソウ(ビンカ)
夏花壇では代表的な植物のニチニチソウ。
暑い中でも元気いっぱいに色とりどりの花を咲かせていました。
2016年8月20日土曜日
8月14日 シロバナマルバルコウソウ
本来のマルバルコウソウは、同じ様な形の朱色の花を咲かせる、北アメリカ原産の一年草です。自宅のある、横浜市栄区で見かけるのは、シロバナマルバルコウソウばかり…。どうしてでしょうか?
ヒルガオ科サツマイモ属で、アサガオなどと近縁です。
2016年8月19日金曜日
8月12日 セイヨウミヤコグサ?
福島県須賀川市で撮影したもの。ミヤコグサかセイヨウミヤコグサか?
ミヤコグサの仲間
Lotus
spp.
マメ科ミヤコグサ属の多年草
花のつき方や数を見るとセイヨウミヤコグサのような気がします。
セイヨウミヤコグサは牧草として種子から栽培されたりして、既存種のミヤコグサと比べると見かけることが多いと思います。
いずれにしても美しい花で、写真に撮るのは楽しい植物です。
2016年8月18日木曜日
8月11日 ご近所様の園芸シリーズ 78
こちらのお宅の生垣は見事です。
イブキの仲間だと思いますが、ゴルフ場の芝生の様に美しく刈り込まれています。
これだけ刈り込んでいるのに樹勢も悪くないというのは、よほど小まめに刈り込んだり施肥をしたりしているのでしょうね。
2016年8月17日水曜日
8月11日 ワルナスビ
急激に分布を増やした帰化植物です。
ワルナスビ
Solanum carolinense
ナス科ナス属の多年草
原産地:アメリカ南東部
別名:Devil's tomato など
悪ナスビやら、悪魔のトマトやら、散々な言われ様ですね(笑)
極めて丈夫で、アスファルトの隙間でも、中央分離帯でも、法面でもどこでも生育します。引っこ抜こうにも、鋭い棘が厄介だし、全草にソラニンを含む有毒植物なので食べるわけにもいきません。
考えてみると、本当に「悪魔の様に悪い奴」ですね(笑)
何処にでも生えてます…
花は意外とプリティー
厄介な棘
可愛らしい実ですが有毒です
参考までに…ナスの花
2016年8月16日火曜日
8月11日 虫たちと出会う日
昆虫たちは、その種類によって1年間で卵から成虫になる回数がおおよそ決まっています。中には、卵から成虫まで数年かかるものもいます。
8月11日に出会ったのは、1年で1回の生育ステージを終わらせるクツワムシと思われる幼虫と、1年で2~3回の発生を繰り返す、ウラギンシジミ。
クツワムシと思われる昆虫はまだ幼虫ですが、ウラギンシジミはもちろん成虫で、しかも羽がかなり傷んでいるので、だいぶ前に羽化したものか、もしかすると越冬型の成虫かもしれません。
2016年8月15日月曜日
8月11日 秋の気配
まだまだ、暑い日が続いていますが、立秋は過ぎましたね。
この時期になると、秋の始まりを告げる植物たちが咲き始めます。
代表格は、秋の七草にも歌われているクズ(葛)
辺りに良い香りを漂わせ、少しだけフジに似ている花を咲かせ始めました。
6月下旬の夏至から、日長は短くなっているので、短日開花性の植物たちにとっては、「秋」なのですね。
クズ
クズ
ヘクソカズラ
センニンソウ
少しだけ残ったミズキの実
2016年8月14日日曜日
8月6日 お台場おもてなし花壇 7 ハイビスカスの仲間
アメリカフヨウやムクゲ、フヨウ、ローゼル、モミジバフヨウ、ケナフ、ブッソウゲ(いわゆるハイビスカス)、日本にも自生するハマボウなどが、学名にハイビスカス(
Hibiscus
)を戴く、アオイ科フヨウ属の仲間たちです。
今回のものは、モミジバフヨウとアメリカフヨウの交配種とのこと。お台場では十分に越冬して、白、ピンク、赤などの巨大で美しい一日花を咲かせます。
いかにも南国の風情が真夏にピッタリですね!
2016年8月13日土曜日
8月6日 お台場おもてなし花壇 6 コリウスの仲間
一般的にはコリウスと呼ばれ、和名はキンランジソ(金蘭紫蘇)です。凄い名前(笑)
様々なタイプがありますが、葉が大きく強剛な品種は、夏の暑さの中でも元気いっぱいです。この時期になるといかにもシソ科らしい花を咲かせます。花を楽しんでも良いし、花を摘み取れれば、カラーリーフとして更に長く楽しめるお得な奴です(笑)
2016年8月12日金曜日
8月6日 お台場おもてなし花壇 5 ヒャクニチソウの仲間
大きく分けて、ヒャクニチソウとホソバヒャクニチソウ、そしてその交配種である「プロフュージョン」タイプの3系統があるようです。
ここお台場では、そのすべてが見られます。たねダンゴ花壇でも大活躍。これも、昔はお墓の中に咲いているようなイメージだったのですが(笑)、今や様々なタイプが育種されて様変わりです!
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