2012年8月31日金曜日

ご近所様の園芸シリーズ 14

以前、紹介したのと同じお宅です。

玄関に板塀を作り、そこに寄せ植えのハンギングをつるしています。
ペンタス、ビンカ、トレニア、コリウスなど。
いつも綺麗で感心します。この時期は乾きやすいのでハンギングは大変だと思うのですが、よほど愛情を注いで水やりをしているのですね。

写真は2012年8月25日に横浜市栄区で撮りました。


2012年8月30日木曜日

サルスベリ アゲイン

既出の(昨年夏だけど…)サルスベリ

Lagerstroemia indica

これも、夏が大好きな花ですね。
前回いろいろと書いたので、あまり書くことがないのですが…

実は近づいて、しげじげと花を眺めたのは初めて…
今まで、遠くから見て、小さな花が集まっているのかと思ったら…
直径4センチくらいの花で意外とでかい…。驚きました…

写真は2012年8月25日に横浜市栄区で撮りました。


自然樹形が素敵です



花盛りだなぁ…



意外とでっかい花


2012年8月28日火曜日

これには悩んだ! サンゴシトウ

カイコウズ(海紅豆)を片親に持つサンゴシトウ(珊瑚刺桐)

Erythrina X bidwillii

カイコウズというのは、歌にもでてくる沖縄県花「デイゴ」に近い仲間で、花が似ています。当然のようにサンゴシトウも似ていて、しかも私は恥ずかしいことにサンゴシトウを知りませんでした。

今回、「おっ、デイゴが咲いている!」なんて暢気に写真撮って、家でいろいろと調べていたら、なんだか花の形も、咲く時期も違う。
「なんだ、カイコウズか」なんて、カイコウズを調べても、花の形が違う…

Erythrina の仲間であろうことは間違いなさそうなので、Erythrina を調べたら…
サンゴシトウだということがわかりました。決め手は葉っぱの形と花の咲く時期。
デイゴは丸い葉っぱで開花期が6月ごろ。カイコウズは丸い葉っぱで、開花期が6~8月。
ところがサンゴシトウは開花期は6月~8月ですが、葉っぱが菱形なんです。

でも、しっかり覚えたので、もう間違わないと思いますよ(笑)

写真は2012年8月25日に横浜市栄区で撮りました。


葉っぱの形がわかるでしょうか?



デイゴやカイコウズと比べると、花の形も細長い



いかにも夏の色

2012年8月26日日曜日

こいつも丈夫だ! メランポジウム

夏花壇では使いやすい花の一つです。メランポジウム

Melanpodium paludosum

ものすごく丈夫で、写真のように花壇を覆います。
残念なのは、花色にバリエーションが少ないこと。あんまり自信はないのですが、黄色系の色だけじゃないかなぁ。
でも、貴重な夏花壇材であることは確かです。

写真は2012年8月19日に大船市で撮影しました。


黄色いのがメランポジウムです



赤いインパチェンスはたじたじですね!

2012年8月25日土曜日

でっけえ!! パンパスグラス

公園などの植栽でたまに見かけるパンパスグラス

Cortaderia selloana

さながらススキの親分という風情ですが、和名はシロガネヨシ。
ブラジルやアルゼンチンなどのパンパ(草原)出身なのでパンパスグラス。

パンパなんて言葉、小学校以来初めて聞いたんじゃないですか(笑)。

こいつは、ススキと同じ「包丁葉っぱ」です。ススキより鋸歯が鋭く葉もかたいため、油断すると酷いけがをするので扱うときには、長そで、手袋が必需品です。
穂はドライフラワーにするときれいですよ。

写真は2012年8月19日に茅ヶ崎市でとりました。


これでもまだまだ小さい株です



穂は本当にきれいです。これで長さ40センチくらいかな



2012年8月23日木曜日

暑さに負けず! ポーチュラカ

ハナスベリヒユの和名でも呼ばれるポーチュラカ

Portulaca oleracea L.X P.pilosa L.subsp.grandiflora

日本の畑に生える雑草の、スベリヒユに極めて近い仲間の一年草です。

こいつは、乾燥や暑さに極めて強い貴重な花壇材です。
理由は、温度が下がる夜に気孔を開けて二酸化炭素を取り込む、「CAM型光合成」を行うから。昼に気孔を開ける通常型の光合成は、気孔から多量の水分が蒸散してしまうため、萎れなどの原因となるのですが、こいつは大丈夫。

また、近縁種のスベリヒユはギリシャなどではサラダにするようですし、山形県では茹でて辛し醤油などで合えて食べます。ぬめりがあって、わずかな酸味とシャクシャク感でおいしいものですよ。

写真は2012年8月19日に江の島水族館入り口で撮りました。


ペンギンが可愛い!



こちらは黄色が中心



よく手入れされています!



2012年8月21日火曜日

緑のカーテン・アラカルト

ここ数年で、すっかり市民権を得た感のある緑のカーテン。
利用される代表的な植物はニガウリ(ゴーヤー)ですね。

確かに、丈夫さといい、葉っぱが作る緑陰といい、ゴーヤーは緑のカーテンの王様ですが…
実が取れすぎます(笑)。やたらと食べる野菜ではないし、ご近所様におすそ分けしても、最後には嫌がられたりして(笑)

あまりうるさいとこを言わなければ、緑のカーテンにできる、花や野菜は意外とあるので挑戦してはどうでしょうか?
今回は、街角での緑のカーテン・アラカルトとでもいうべき例です。

2012年8月19日に鎌倉市で撮影しました。


アサガオ、ゴーヤー、白ゴーヤー、ヘチマ、キュウリ、ツルムラサキなど。お上手!

2012年8月19日日曜日

ご近所様の園芸シリーズ13

なんということはないフレンチマリーゴールド。
白い壁と、木の柵と組み合わせるだけで素敵な感じに。

写真は2012年8月13日に横浜市栄区で撮りました。


2012年8月18日土曜日

スマホじゃありません  ブラックベリー

最近ではスマホの名前で有名なブラックベリー

Rubus sp.

本来のブラックベリーの他に、クロイチゴやブラックラズベリーもブラックベリーと呼ばれることがあるようで、これまた混乱します。今回のもはっきりと種が分からいので Rubus sp.(キイチゴの仲間)としておきます。

丈夫で、よく実がつくのでお庭などで見かけることが多くなりましたね。フェンスなんかに絡ませても、花も実も楽しめるのでよいと思います。

写真は2012年8月13日に横浜市栄区で撮りました。




2012年8月16日木曜日

訳が分からん! ルリマツリ

名前を調べるのに苦労しました。ルリマツリ

Plunbago auriculata

よく目にするのですが、名前がうろ覚え。マツリカ?バンマツリ?ルリマツリ?
結論はルリマツリ。
半耐寒性常緑低木で、横浜では戸外で越冬し花の少ない夏から咲くので重宝です。

しかし、マツリカとかバンマツリとかルリマツリとか、解りづらくて困ります(笑)。マツリカ(茉莉花)というのは、見たことがあるなと思ったら、ジャスミン茶の包装に書いてあるのでした。ジャスミンのことなのですね。ちっとも知らなかった(笑)。

バンマツリというのは、ナス科のよい香りがする植物です。ルリマツリとなんとなく花が似ていて、今回悩んだのはこれでした。

写真は2012年8月13日に横浜市栄区で撮りました。






2012年8月14日火曜日

丈夫な球根草  カンナ

その雄大な草姿と丈夫さで、夏になるとよく目につきます。カンナ

Canna sp.

おそらくCanna indicaと思われますが自信がありません。

熱帯アメリカ原産で、その原色の花はいかにも熱帯を感じさせます。
もともとは、草丈2メートル程度にもなる大柄の草ですが、最近では40センチから50センチ程度の矮性品種も花壇や鉢植えで利用されます。また、銅葉や斑入りなどの観賞価値の高い葉をもつ品種(イエロービューティーなど)も多く、利用が広がっています。


写真は2012年8月13日に横浜市栄区で撮りました。






2012年8月13日月曜日

早起きは三文の徳 アサガオ

今日は休みだというのに早起きをして、5時半に起きて、近所をうろちょろ。
既出のアサガオがあちこちで咲いています。
日本のアサガオは、陽が高くなると花が萎れてしまうので、早起きして見るに限りますね!

写真は2012年8月13日に横浜市栄区で撮りました。




2012年8月12日日曜日

ススキの子分か? レモングラス

まるでススキのような植物です。イネ科多年草のレモングラス

Cymbopogon citratus

兄に頼まれて、鉢植えで育てたのですが、お届けに上がったところ「こんなにでかいの!?」と、あえなく出戻りになりました(笑)

ご存じ「トム ヤムクン」には絶対に必要なハーブで、葉っぱをちぎると素晴らしい香りです。こうなったら、「トム ヤムクン」を作るしかないですね(笑) また、飲みすぎそう…

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


小さなポット苗だったのに、あっという間に…



セミの抜け殻がついていました

2012年8月11日土曜日

でっかい花だぜ! アメリカフヨウ

盛夏にひときわ大きな花を咲かせるアメリカフヨウ

Hibiscus moscheutos

アメリカのアラバマ州原産で、ハイビスカスの仲間です。
こいつはとにかくでかい花を咲かせます。直径は楽に20センチを超えるので、園芸で良く利用される花の中ではヒマワリと並んで「竜虎相打つ」という感じ?(笑)
真夏の空によく似合う花です。

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


写真だと解りづらいけど、でっかい花ですよ!



このほかにもいろいろな色があるようです

2012年8月10日金曜日

パイオニアプランツ  マツ

法面を切ったり、盛ったりした場合、最初に侵入する木の一つがマツの種類です。海岸沿いの崖などにも多く、岩にわずかに亀裂や隙間があればそこに根を下ろして成長します。
これは、我が家のそばの道路予定地。砂岩か泥岩のような土壌で、植物が成長するのに好適とは思えませんが、さすがにマツはヘッチャラです。

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


2012年8月9日木曜日

天麩羅が楽しみ! シカクマメ

今年、初めて緑のカーテンにシカクマメを作っています。

Psophocarpus tetragonolobus

熱帯アジア原産で、日本では一年草扱いですが、現地では多年草のようです。

種まいてからしばらくはちっとも伸びずに「大丈夫かな、こいつは?」という感じでしたが、温度が上がるに従い、グングン成長し、7月下旬からは花をつけて、実も成りだしました。パラっとした葉のつき方で、日除けの効果はいまいちの感じですが、花は薄いブルーできれいだし、実は天麩羅が美味しいらしいし、おまけに地下にはイモができてこれも食べられるとのこと。まさに「一石三鳥」です!

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


薄いブルーの花は意外と大きくてきれい



長さ15~20センチくらいで収穫。楽しみ!キュウリも見えてる(笑)



収穫しました(8月5日)



断面です。まさにシカクマメ!ちょっと、おふざけ(笑)



中華炒めにしたらうまかった!天麩羅がさらに素晴らしいとの話…


2012年8月8日水曜日

ご近所様の園芸シリーズ13

駐車場も、簡単な植栽でぐっと柔らかな印象になります。
こちらのお宅では、床面のコンクリを一部打たずに、チャボリュウを植えています。注意点としては、昼間に駐車場として車を停めることが多い場合は、日陰に強い植物を選ぶことです。もちろんずんずん伸びる植物は向きませんね。

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


2012年8月7日火曜日

コアラの好みは? ユーカリ

ご存じコアラの主食です。 ユーカリ

Eucaryptus sp.

おもにオーストラリアなどに分布する、フトモモ科の常緑高木です。
何百種類もあるのですが、コアラが好きなのはそのうちの数十種類で、本当に好みなのは7種類?と聞いたことがあります。私の家のそばには、金沢自然動物園のユーカリ生産圃場があり、金網越しに写真をとりました。
ゴルフ場の仕事をしていた時に、ユーカリの苗を納めたことがあるのですが、グングン成長してあっという間に高木になるわ、だらんとした姿が格好悪いわ、樹皮は剥がれ落ちるわ、台風で枝折れが凄いわで、あまり評判がよくありませんでした(笑)。もちろん、種類によると思いますが…

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


職員の方が水やりしてました



寒さに弱いのや、苗木はガラス室で育てているようです

2012年8月6日月曜日

ご近所様の園芸シリーズ 12

柵のないお庭に、いつも花が絶えないお宅です。宿根草の使い方がとても巧みで、どの季節に前を通っても感心させられます。

ルドベキア、サルビア、ガウラ、チェリーセージなど

2012年8月3日に横浜市栄区で撮影しました。


2012年8月5日日曜日

ネタがない! グロリオサ再び

暑くて暑くて、梅雨明けから八月いっぱいは一部をぬかして、花たちもお休みの時期です。
ネタがないぞ!といことで、8月は「再び」もしくは「アゲイン」(同じだ!)が多くなりそう。
今回は「グロリオサ再び」(笑)
一年ぶりだから許してチョ(笑)

Gloriosa sp.

熱帯アジアや、アフリカ原産のユリの仲間です。
葉の先に巻きひげがついて、3メートル位にも成長します。昨年アップした株と同じですが、今年も越冬して見事な株に!

2012年7月28日に横浜市栄区で撮影しました。


草丈2メートルを超えてます!



黄色と赤の配色がいかにも熱帯!いかにも夏!



造形もかっこえ~!葉の先の巻きひげ見えてます!



2012年8月4日土曜日

水玉のしあわせ

今日はサイクリングに出かけ、家についたとたんに篠突く雨!30分ほどでやんだので、ベランダに出てみると…

ポインセチアの葉っぱの上の水玉が、陽をあびて美しく輝いていました。
柄じゃないけど、私にとっては満点の星空にも負けない小宇宙です。

2012年8月4日に横浜市栄区で撮影しました。





よく見るが名は知らぬ! ベビーサンローズ

南アフリカ原産ツルナ科の常緑亜低木 ベビーサンローズ
Aptenia cordifolia

マツバギクなんかの親戚筋らしいです。
こいつは、やたらと見かけるのだけれど、名前が知られていない植物の筆頭格ではないでしょうか(笑)。
丈夫で元気だけれど、株張りに比べて花の数が少ないので、やや地味なこともあるのでしょう。かくいう私も、「ベビーローズ」と間違って覚えてました。頑張れベビーサンローズ!
2012年7月28日に横浜市栄区で撮影しました。


花数が…少なめ…



綺麗だけれど、直径1.5㎝位と小さい…

2012年8月2日木曜日

渋めの紫です  アゲラタム

熱帯アメリカ原産の現地では多年草、日本での園芸の扱いは一年草のアゲラタム
Ageratum sp.

明治頃に、花壇用の背が伸びるAgeratum conyzoides が導入され、その後に背の低いタイプが多いAgeratum houstonianum 導入となったようです。現在は、日本では後者の利用が多いとのこと。
私は、こいつの少しくすんだような紫が結構好きです。真夏にも頑張って咲くしね!

2012年7月28日に横浜市栄区で撮影しました。


鉢植えの矮性種です。玄関の塀の上に置いてあります



ちょっと渋めの色調