キョウチクトウ(Nerium indicum)です。
インド原産の常緑低木で、花の少ない盛夏に花盛りとなる貴重な花です。
大気汚染や乾燥にも強く、高速道路の緑化にも良く利用されます。
以前訪れたカリフォルニアで、道路の中央分離帯に同種が植えられていたのが印象的でした。
さて、「綺麗なバラにはとげがある」というわけで、キョウチクトウも全草に毒があります。
オレアンドリンという物質が中心のようですが、これはかなり強烈な毒性なので、決して口にしてはいけません。
死亡事故も報告があるようですし、昔、水洗便所が普及していなかったときは、キョウチクトウの葉を刻んで、蛆殺しに使ったとの話もあります。
まあ、園芸植物で他に毒性のあるものも多いので、徒に恐れることはないと思います。
人類が出す物質の方がよっぽどたちが悪いものが多いですから…
2011年7月23日 横浜市栄区
2011年7月23日 横浜市栄区
0 件のコメント:
コメントを投稿