この個体は初めて気づいたものですが、すでに葉っぱがほとんど無く、
オクトリカブト(Aconitum japonicum)
か、その変種の
ヤマトリカブト(Aconitum japonicum var.montanum)
か見分けがつきません…。ここでは一応基本種のオクトリカブトにしておきましょう…
キンポウゲ科トリカブト属の多年草で、林の周辺の小川のほとりなど湿ったところが大好きです。今回のもそんな場所で見つけました。名前は花を横から見たところが日本古来の帽子である「烏帽子」または「鳥兜」に似ているからだそうです。
さて、こいつは有名な有毒植物です。ドクゼリ、ドクウツギと合わせて「日本三大有毒植物」(笑)に分類されています。まあ、人が勝手に分けただけですけどね…
毒の主成分は植物アルカロイドのアコニチン。誤食すると数十秒で心停止を起こすこともあるという強烈な毒性をもちます。
ところが、トリカブトは、複雑な工程を経て薬にもなるのです。それが「附子」または「烏頭」です。「附子」は「ブス」ともいわれます。
兎にも角にも、絶対に口にしてはいけない植物の代表です!
写真は2013年11月2日に横浜市栄区で撮りました。
花の色で遠くから存在に気づきました
川のほとりの典型的な生育場所
名前の由来の花の形
正面から。強烈な色です
実もついてます。増えてくれるとうれしいな
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