2015年10月15日木曜日

10月8日 カツラ

漢字で書くと「桂」です。

カツラ
Cercidiphyllum japonicum
カツラ科カツラ属の落葉高木
原産地:日本。朝鮮半島、中国

最近は街路樹でも良く見かけるようになりました。
ハート形の葉と、フワッとした樹形が素敵な木です。でも、意外と巨木になるようで、山形県にある「権現山の大カツラ」は、高さ1.3mでの幹周(”目通り”と呼びます)が20mにもなるようです。

綺麗な黄色の紅葉も綺麗ですし、特徴的なのは紅葉の時期に、葉からかすかに甘い香りを放つこと。風のない日にカツラの林の中で落ち葉に囲まれているとはっきりと判ります。この香りを、水戸植物公園の西川園長は「カルメ焼きの匂い」と言っていましたが、まさにその通り!若い人には判らないかな?

それと、400年ほど前に早池峰山山麓で発見された「しだれカツラ」も美しいものです。いまでは植栽にも利用されます。早池峰山というのは蛇紋岩組成の山で、固有種が多いので有名ですが、これもその影響でしょうか?









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