2015年10月5日月曜日

9月21日 ゲンノショウコ

古くから漢方(整腸剤)として利用されてきた草です。「飲んだらピタリと下痢が治まる。これが本当の現の証拠!」という訳です。

ゲンノショウコ
Geranium thunbergii
フウロソウ科フウロソウ属の多年草
原産地:日本、朝鮮半島、中国など
別名:たちまち草、神輿草、玄草、医者いらず、など

別名の多さが人とのつながりの深さを感じさせる草ですね。
関東には白花が、関西以西には桃色の花が多いようです。今回のは白花です。

学名を見るとゼラニウムとなっていますね。園芸植物のゼラニウムは実は現在ではペラルゴニウム属(フウロソウ科テンジクアオイ属)に分類されているので、ペラルゴニウムと呼ぶのが正しいようですが、ゲンノショウコとは親戚筋です。テンジクアオイ属もアフリカなどで下痢止めに利用されるようですので、やはり有用成分があるのですね。

また、センテッド・ゼラニウム(ペラルゴニウム)の仲間はハーブやアロマとして利用されるものも多く、フウロソウ科は人との関わりが深い植物と言えそうです。

ゲンノショウコは一般種で、道端でも見かけますが、葉の感じは有毒植物が多いキンポウゲ科と似ていないこともないので、注意が必要ですね。






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