2017年7月2日日曜日

6月24日 ナツツバキ

ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。
日本では宮城県以西の山地に自生が見られます。

つるっとした樹皮が美しく「サルスベリ」という地方名もあるようです。また、ペーパークラフトのような花も清楚な良さがあり、梅雨時の一服の清涼剤といったところです。

さて、この木はシャラとも言われ、お釈迦様が入滅した場所に生えていた「沙羅双樹」と混同されることがありますが、「沙羅双樹」は材木に利用するラワンに近い仲間で、ツバキ科ではありません。

「沙羅双樹の花の色 盛者必滅の理をあらはす」
という平家物語の一説ですが、どうやら当時から本物の「沙羅双樹」の代替品としてナツツバキが植えられていたとの説があるようです。その由来ははっきりとはしていないようですが…。

まあ、ナツツバキの花は一日でポトリと落ち、無常感はありますから、あまり追求しない方が幸せというのもです(笑)






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