この日には、女性にミモザのリースやブーケをプレゼントするのが習わしだそうです。
でも…実は植物学的には、この「ミモザ」はミモザではないのです(笑)
ややっこしい話なのですが、分類学的には「Mimosa spp.」は、マメ科オジギソウ属の植物で、通称「ミモザ」と呼ばれる黄色い花の当種は、ギンヨウアカシアというマメ科アカシア属の植物なのです。
ギンヨウアカシア
Acasia baileyana
マメ科アカシア属
原産地:オーストラリア
別名:ミモザ
繊細な銀葉と、目に鮮やかな黄色い花をアンズの花と同じ季節に咲かせる当種は良く目立ちます。寒さにも強く、横浜では問題なく越冬するため庭木として利用され、さらに花屋さんでも「枝物」として使われます。
ゆで卵の黄身をつぶして、生野菜に振り掛けた「ミモザサラダ」は、黄身の色を当種の花に見立てたもの。これを「ギンヨウアカシアサラダ」などと言ったら、ちっとも美味しそうじゃないし、花屋さんで「ギンヨウアカシアのブーケお願いします」なんて言うのも厭味ったらしいので、ここは通称の「ミモザ」でOKとしましょう(笑)
こんな例は沢山あって、日本で良く言う「アカシア」は「ハリエンジュ」もしくは「ニセアカシア」を指していることが多いのです。これも「ニセアカシアの雨が止むとき」なんて言ったら、身も蓋もないですもんね(笑)
手前のお宅のオリーブと対になってます!
立派な木です
もしかするとフサアカシアかも…
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