2018年3月10日土曜日

3月3日 ナノハナ

一般的に言われるナノハナはアブラナ科野菜の花の総称として呼ばれることが多いと思います。
アブラナ科関連の野菜は植物学的に、本当にざっくりと分けると4つに大別されます。

①キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、コールラビなどが属する
Brassica oleracea

②ハクサイ、チンゲンサイ、コマツナ、ミズナ、カブ、ニホンアブラナその他多くが属する
Brassica rapa

③ダイコンが属する
Raphanus sativus

これに油をとる
④セイヨウアブラナ(Brassica napus
が加わります。

この中でいわゆる我々のイメージにある黄色いナノハナを咲かせるのは、①、②、④のグループで、③は白を基調として紫が混じるような花です。

それぞれのグループ内の野菜、例えば②に属するハクサイとチンゲンサイは植物学的には同じなので容易に交雑します。

多くは地中海周辺から中央アジアを原産地としています。例えば、②のコマツナの一次原産地は地中海周辺と思われ、コマツナとして品種が確定した日本は二次原産地といわれます。

今回の花は②のチンゲンサイあたりでしょうか?





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