2017年1月31日火曜日

1月27日 樹皮の美しさ

前回のクイズが好評だったので、味をしめて連載します(笑)
偉そうに解説していますが、私にも全く自信はありません。樹種を見分けるときには、樹形・樹皮・葉・花・実・生育場所などから直感的に絞り込んで、後で図鑑で確認するという作業が多くなります。クイズの答えは、画面の一番下の方にあります。この連載はだんだんと難問奇問になりそうな気がします(笑)

ちなみに、図鑑だけは初心者ほど紙のものが使いやすいと思います。私が樹木の見分けに使う図鑑は主に写真の四冊です。私の場合、ある程度は判別できることが多いので、Webの利用も多くなっています。





















答え:①スギ  ②左:フジ 右:モウソウチク  ③ケヤキ  ④アオギリ


2017年1月30日月曜日

1月27日 白いタンポポ

関東ではタンポポは黄色い花というイメージがありますが、関西以西では意外と白い花のタンポポも多いようです。
白い花を咲かせるタンポポで代表的なものは、ケイリンシロタンポポと、ケイリンシロタンポポとカンサイタンポポの交雑種のシロバナタンポポです。両者の見分けは難しいようですが、花弁の形などからケイリンシロタンポポのような気がします。
横浜市栄区では個体数は少なく、実に久しぶりに出会うことができました。







2017年1月29日日曜日

1月21日 ベランダ園芸現況

最近はカメラを持って家の周りをウロウロすることに夢中になってしまい、ベランダ園芸はサボりがち…。

それでも、昨年冬の始めにはチューリップとスイセンの球根をコンテナに植え、冬休みには調子の悪かったバラ「ガーデンオブローゼズ」を大鉢に植えかえしました。

スイセンもチューリップもだいぶ発芽してきています。彼らが咲くころには心を入れ替えて春の園芸を始めたいと思います。


2017年1月28日土曜日

1月21日 枯れてなお美しく

これもシリーズ化しそうな感じです。
逆光で捉えることが多い被写体で、露出や絞りなどの勉強になります。
そして、花びらや葉の色彩は失われ、モノトーンに近くなっているからこそ、その植物特有の形状に引き寄せられます。


アジサイの枯葉



ユリの仲間とフヨウ



ツバキ

2017年1月27日金曜日

1月21日 アメリカスズカケノキ(プラタナス)

プラタナスなどというとお洒落な感じですが、正式和名はアメリカスズカケノキ(笑)

強剪定にも耐えて、丈夫なため街路樹に良く利用されるので目にすることが多い樹だと思います。樹皮も特徴的で、樹皮だけ見ても一目で「プラタナス!」とわかる珍しい樹です。

アメリカスズカケノキの名前は、鈴の様な実が枝いっぱいにぶら下がるため。強風だった1月21日は枝いっぱいの鈴が揺れて、なんだか音楽でも聞こえてきそうでした。


2017年1月26日木曜日

1月21日 ウメ色々  樹皮クイズ解答編

昨年秋の暖かさのせいか、今年は全体的に花木や野草の開花が早い気がします。
ウメもその例にもれず、いつもより10日くらいは開花が早いのではないでしょうか?
写真だけになりますが、色々なタイプを載せておきます。

前回の樹皮クイズの答えは上から、イチョウ、クヌギ、シダレヤナギ、サクラでした?難しかったのではないでしょうか?樹皮は同じ樹種でも生育条件や樹齢、季節などによって表情が変わるため写真だけで見分けることは難しいものです。
このアクティビティーは皆様の反応が良いので、たまに実施しようかと思います(笑)


枝垂れ・白・八重



赤・一重



白・一重・赤軸・赤萼



白・一重・緑軸・緑萼



赤・八重

2017年1月25日水曜日

1月21日 樹皮の美しさ

冬場は植物のネタが少々少なくなる時期ではありますが、そんな時でも樹木は様々な話題を提供してくれます。
樹皮は、興味のない人から見れば「ただの木の皮」…

でも、樹皮にはそれぞれの樹種に特有の凹凸や模様があり、ファインダーを覗いていると、飛行機から地表を撮っているような錯覚にとらわれることもあります。

以前、ご好評をいただいた樹皮クイズ形式で、まずは樹皮の写真だけのせますので、何の木か当ててみてください。解答は次号に(笑)








2017年1月24日火曜日

1月21日 早春の地表の花たち

1月21日は日射しは暖かかったものの、風が非常に強く植物写真を撮るのは難しい日でした。
そんな時は、春本番を待ちきれずに花をつける雑草の花たちを探します。

狙いどころは南東から南向きの斜面。落ち葉が積もるような場所ではスミレの仲間が、河原や道端などではオオイヌノフグリやホトケノザが美しい花で出迎えてくれます。

斜面であれば、真横からのショットも比較的撮影しやすく、風の影響も少ないため好都合です。

そんな場所には、ナナホシテントウなど越冬型の昆虫も日向ぼっこに現れるため、彼らに会う楽しみもあります。


おそらくタチツボスミレ



オオイヌノフグリ



ナナホシテントウとツーショット

2017年1月23日月曜日

1月21日 落葉樹の不思議 カシワ・コナラ

1週間ほど前に、冬になっても葉が落ちないクヌギの話をアップしました。
今回は同様の現象を、カシワとコナラで見かけたのでアップします。

この現象は、ケヤキなどでも見られるのですが、私はカシワ、コナラ、クヌギなどのブナ科コナラ属の樹木で多く目にします。薪炭林の二次植生として多く植えられた樹なので、個体数自体が多いのかもしれませんが…。


カシワ



コナラ

2017年1月22日日曜日

1月14日 枯れてなお美しく

真冬のこの時期は開花する植物が少なくなります。それでも逆光に映える枯れ姿を様々な植物たちが見せてくれます。真冬のお楽しみですね。


タマアジサイ



ユリの仲間


2017年1月20日金曜日

1月14日 クレソン

和名はオランダガラシ。ステーキの添え物やサラダなどに使われるアブラナ科の多年草です。名前の通りヨーロッパ原産の植物ですが、綺麗な水辺を好んで生育するため、小川が多い横浜市栄区ではあちこちに帰化しています。
やたらとはびこって、従来植生を被圧するのでどんどんむしり取って食べてしまえばよいのですが、なんとなく食べる気になりません(笑)




2017年1月18日水曜日

1月14日 落葉樹の不思議 クヌギ

クヌギというのは関東に非常に多く見られる、ブナ科コナラ属の落葉高木です。二次植生として薪炭林に良く利用されたためお馴染みの木だと思います。また、クワガタやカブトムシが樹液に集まる木として子供達にとっても重要な木です。

さて、クヌギは落葉樹なので通常は冬期には落葉して枝だけになるのですが、時に枯れた葉が枝に残ったままになる木があります。今回は隣り合ったクヌギなのに一本は枝に枯葉が残り、一本は丸裸になっています。遺伝的な個体差なのか、土壌や風当りなどの環境要因によるものかはっきりとはしていません。

このような現象はカシワやケヤキなどでも見られ、一説には寒風から越冬芽を保護するためとも言われます。




2017年1月16日月曜日

1月14日 スイセン色々

スイセンは実に様々な品種があるのですが、非常にシステマチックに記号で特性を表すことができます。書くのが億劫なので、過去の歳時記をご覧くださいませ(笑)

http://syokubutu-saijiki.blogspot.jp/2012/03/blog-post_04.html

この時期は、ニホンズイセンの系統やミニ、房咲などの品種が多い様ですね。



8W-W ?




4W-YW ?


2017年1月15日日曜日

1月9日 植物と水滴

1月9日は前日から降り続いた雨が午前中でやみ、午後からは陽射しが戻りました。このような時は葉についた水滴を撮影するチャンスです。
葉の上に細かい毛が密生している植物が水滴を身にまといやすいようです。ハスやサトイモの葉などが典型的です。しかし、その辺りの庶民的な草(笑)でも意外と観察できるものです。今回はイネ科の草とオキザリスの葉の上の水滴を撮りました。
ピントを水滴そのものか、水滴に映った景色に合わせるかで大きく印象が変わるのが面白い所ですね。


写り込んだ景色にフォーカスしました



水滴そのものにフォーカスしました



オキザリスの葉。前後の水滴をボケとして利用しました

2017年1月14日土曜日

1月9日 アリッサム

和名はニワナズナ。園芸的には秋まきの越年草扱いですが、越夏して大きな株になる物もあります。秋から春にかけて途切れることなく花を咲かせてくれるので、ビオラやミニハボタン、プリムラなどと組み合わせて冬場の花壇に欠かせない苗ものです。
ニワナズナの名前の通りアブラナ科で、アップにすると確かにナズナに似ています。








2017年1月12日木曜日

1月9日 ウメ色々

いよいよウメの季節到来です。
非常に種類が多く開花期も長いため、年明けから3月にかけて植物歳時記の強い味方です(笑)。今回は、八重の紅梅。これはポピュラーなタイプで、この後に開花してくる品種に比べると色はやや濃く、花は小輪です。
このような花は、花が開きかけのところか、開いてすぐのものを選ぶととても綺麗に撮れます。






2017年1月10日火曜日

1月9日 ロウバイ

ロウバイにもさまざまなタイプがあることは以前アップしました。今回のは、素芯・八重の非常に色が淡いタイプ。少し離れたところから気づいていたのですが、最初はウメかと思いました(笑)




2017年1月6日金曜日

1月3日 植物と霜

3日の朝はそれなりに冷え込みました。
私が住んでいる場所は、温暖な鎌倉まで小さな山を一つ越えるだけなのですが、冬場は気温の逆転層が出来る様で非常に寒くなります。

ウェザーニュースなどで、最低気温が6℃程度で風が無く晴れている朝は、放射冷却で地表面は0℃程度になるようで霜がおります。

地表面でロゼットしている植物たちの葉には霜が良くおりますが、植物の種類によってもおり方が違い面白いものです。