2012年1月11日水曜日

私の名木 その6 栄区のカヤ

カヤ Torreya nucifera(L.)Sieb.et Zucc.

横浜市栄区の自宅から歩いて15分くらいにあるカヤです。
遠くから見ると一本の様に見えますが、じつは三本で、それぞれが横浜市の名木・古木の指定を受けています。

カヤという木はどちらかというと生育が遅いため、これも結構な樹齢なのではないでしょうか?また、カヤは、材が硬く、ち密なため、碁盤や将棋盤に利用される樹種としては最高級です。

さらに、実は炒って食べることができます。ついでに、葉っぱを燃やして「蚊遣り」に使われていたこともあるようで、ここから「カヤ」の名がついたという説もあります。
まさに「捨てるところのない木」ですね。

写真は2012年1月7日に横浜市栄区で撮影したものです。


大きくて目立ちます



近づくとさらに迫力が…



じつは三兄弟です(笑)



蕾がありました。4月ころに咲きます



葉の先はとがっていてチクチクと痛いので要注意




三本とも横浜市の名木・古木の指定木です

2012年1月10日火曜日

正月から咲きます  ロウバイ

中国原産の落葉低木ロウバイ
Chimononanthus praecox(L.)Link 1822

自転車でプラプラしていたら、良い香りが漂ってきたので探してみたらこの花でした。

春に花が咲いて良い香りの木というと真っ先に、ウメやジンチョウゲを思い浮かべる方が多いと思いますが、この花も負けずに良い香りです。しかも、一番早く咲くのでうれしい花木です。
また、花弁の質感も蝋を塗ったような独特のもので、一目で覚えてしまうでしょう!

写真は2012年1月8日に横浜市栄区で撮影したものです。


六分咲きくらいの感じです



空をバックに



近くで見ると花弁が独特で、しかも良い香りです

2012年1月9日月曜日

私の名木 その5 妙蓮寺のクロガネモチ

以前、クロガネモチ(Ilex rotunda)の項で、「樹形が貫録があって見事」ということを書きました。でも、写真は自宅そばのやっつけ写真(笑)で、「本当かな?」と疑問を呈された方も多いと思います。

今回は凄いやつを紹介しましょう。東急東横線の妙蓮寺駅前・妙蓮寺に植栽されているクロガネモチ。

剪定はしているようですが、自然樹形をうまく利用してあり素晴らしい木です。実もたくさんついてます。今のところ「マイ・ベスト・クロガネモチ」ですね!

2012年1月6日に撮影したものです。


根元に人がいますので大きさがわかります



実もたくさんついていて綺麗です

2012年1月8日日曜日

好きになったか… 三度目のヘクソカズラ

三回目の登場・ヘクソカズラ

今回は冬枯れの雑木林で見つけた、熟した実です。
やっぱり結構きれいだと思うのですが…


2012年1月7日 横浜市栄区にて撮影

2012年1月7日土曜日

こんな時期に!  フユザクラ

皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いもうしあげます!

冬休みでさぼっていた当ブログもそろそろ復活!ということで、おなじみサクラから!

普通、サクラといえば関東では、カワヅザクラで2月、ソメイヨシノで3月から4月、ヤエザクラだと5月の開花期を連想します。ところが、変わり者もいるもので、10月と4月に開花するシキザクラやジュウガツザクラのようなものもあります。

今回は、フユザクラ
Prunus × parvifolia cv.parvifolia
こいつは、オオシマザクラとマメザクラの交配種といわれています。

晩秋から早春にかけてだらだらと開花します。ソメイヨシノのような豪華さは無いけれど、これはこれでなかなか風情があって良いものです。

ちなみに、ジュウガツザクラは花弁が10枚前後の半八重で、シキザクラやフユザクラは5枚花弁で見分けづらいのですが、今回は開花期からフユザクラと判断します(笑)。

写真は2012年1月6日に、東急東横線の妙蓮寺駅前の妙蓮寺で撮影したものです。


小ぶりですが良い枝振り



本堂をバックに



冬空をバックに



近くで見るとやっぱり桜の花ですね(笑)

2011年12月30日金曜日

季節変われば顔変わる  冬の姿いろいろ

今回は、既出の植物たちの冬の姿など…

冬は、花は少なく地味になりがちですが、周囲の風景に目を凝らしてみると、他の季節にはなかった造形が目に入り驚かされることがあります。

とくに、逆光で写真にすると美しいものが多く、なかなか楽しいものです。

しかし、今回わかったのは、私のコンパクトデジカメが極めて逆光に弱くノイズが入りやすいということ(泣)。マクロは広角側(35ミリ版換算で24ミリ相当とかなりの広角)で、太陽が直接レンズに入りやすいということもあるのですが…。まあ、工夫して頑張ります(笑)。

写真は全て2011年12月29日に横浜市栄区で撮影しました。

さて、2011年のアップはこれでおしまいになりそうです。半年間お付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。来年も頑張って継続しますので、お付き合いくださいませ。それでは、良いお年をお迎えください!


クズの莢です。いかにも豆の仲間という感じ



セイタカアワダチソウもタネをつけています



タネはすでに落ちてしまっていますが、エノコログサ。ノイズがひどい…

2011年12月29日木曜日

思いで深いです  クサボケ

真冬に咲く奴と、春になってから咲く奴があるようです。日本原産のクサボケ
Chaenomeles japonica

じつは、ボケとクサボケは見分けがつきづらいのですが、ボケは中国原産で背が少し高く(100㎝位の樹高)、枝にトゲが少ないのですが、一番の見分け方は実の表面。ボケは縦の深い溝がつくのですが、クサボケはつるっとしています。
今回の写真は、トゲの多さや樹高から日本原産のクサボケと判断しましたが、正確には実がつくまで待ちたいと思います(笑)。
実は、良い香りがして、果実酒の材料に良いようですので、来年の春はチャレンジしたいな。

さて、私は子供のころ、川崎のチベットと言われた「多摩区生田」に住んでいました。そのころの生田には畑や田んぼが沢山あって蛍も乱舞していました。畑の脇には良く、このクサボケが生えていて、春には朱色の美しい花を咲かせ、その後につく実は、良い香りを漂わせるので、むしって香りをかいだりしたものです。春に、この色の花はとても目立ったことを良く覚えていますし、実をむしろうとして、トゲで痛い思いをしたこともありました。懐かしいなぁ…

写真は全て2011年12月25日に横浜市栄区で撮影したものです。


団地の片隅です。情けない写真…



でもアップではこの通り!



さらにアップすると、造形が美しい!