2016年6月9日木曜日

6月5日 アジサイ・あじさい・紫陽花

6月5日は関東・甲信越も梅雨入りでした。
今年はアジサイの咲きだしが早く、もう満開になっているものもあります。
梅雨入りに合わせて、写真中心に4回ほどアジサイのお話をお届けします。

アジサイと一口に言っても、現在では園芸的に用いられているのは、主に4種類です。

ホンアジサイ Hydrangea macrophylla
日本の在来種であるガクアジサイの変種。もっとも一般的なアジサイで、セイヨウアジサイもこれに含まれます。

タマアジサイ Hydrangea involcurata
これも日本の在来種で、花期は7月から9月頃と遅咲きです。園芸品種はあまり多くありません。

アメリカノリノキ Hydrangea arborescens
北アメリカ東部原産。アナベルという品種が有名です。

カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia
北アメリカ東南部原産で、花は穂状につきます。

今回は、一番アジサイらしいタイプの写真をお届けします。

























2016年6月8日水曜日

6月5日 ドクダミ

毎年アップしてしまいます…

ドクダミ
Houttuynia cordata
ドクダミ科ドクダミ属の多年草
原産地:日本を含む東アジア
別名:ギョセイソウ、ジゴクソバなど

日陰の雑草として、あまりにもお馴染みです(笑)
でも、中国の一部やベトナムではハーブと言うより野菜として常食されています。天麩羅にしても美味しいとか…。

また、乾燥させたものを「十薬」と呼び、動脈硬化の予防に効果があり、利尿作用もあるようです。漢方でも解毒剤として利用されますし、そもそもドクダミは「毒矯み」(毒を押える)からきている名前です。

独特の臭気がありますが、清冽な感じがして私は嫌いではありません。花も可憐で美しいし、見直してあげても良いと思います。






2016年6月7日火曜日

6月5日 ナンテンの花

冬場の赤い実はお馴染みですが…

ナンテン
Nandina domestica
メギ科ナンテン属の常緑低木
原産地:中国

葉をお刺身の下に敷いたり、お弁当に入れたりすることがあります。葉の成分には殺菌効果がある物質が含まれているようです。昔の人は偉いですね。でも、殺菌成分なので、食べないほうが良いですね。ごく微量で実害はないようですが。

赤い実の方は、毒成分がやや強く絶対に食べてはいけないようです。毒も使いようで、その成分は薬として利用されてもいます。

漢字では「南天」ですが、「難転」ともじって「難を転じる」ので縁起が良いとされています。
花はとても可愛らしく、アブがせっせと吸蜜していました。






2016年6月6日月曜日

6月5日 スカシユリ

多くの園芸品種の親となっています。

スカシユリ
Lilium maculatum
ユリ科ユリ属の球根植物
原産地:日本(中部以北)

今回の写真(園芸品種)の株は、数年前にプランターに植えてほったらかしにしているもの。環境があっているのかどんどん増えて、プランターいっぱいになっています。
カサブランカの様なオリエンタル系の場合だとあまり増えないし、元々の株もいずれはウイルスに侵されて、元気がなくなるものですが…

これからの季節、伊豆半島にサイクリングに行くと、これの原種が崖の岩肌に咲いていて愉しませてくれます。乾湿の差が激しいような場所に平気で生育しているので、過酷な環境の我家のプランターでも大丈夫なのかもしれません(笑)










2016年6月5日日曜日

5月28日 松本編4 カタバミ 緑と赤

信州まで行って、何撮ってるんだろう…という感じもしましたが、気になったので仕方ありません(笑)

使われていない(もしくは植え替え前の)プランターに、カタバミとアカカタバミが仲良く並んで生育していました。

両方とも鞘をつけていました。この鞘は完熟すると弾けて、中の種子を遠くにはねとばし、分布を広げます。








2016年6月4日土曜日

5月28日 松本編3 バイカイチゲ

この花は最初は種類がわかりませんでした。

バイカイチゲ
Anemone sylvestris
キンポウゲ科アネモネ属の多年草
原産地:ヨーロッパ
別名:アネモネ・シルベストリス、ウッドアネモネなど

種類はわからなかったのですが、いかにもキンポウゲ科の野草的佇まいと、日本のイチゲにも似た葉の付き方から、キンポウゲ科のアネモネ属とあたりをつけて調べたら、一発でした(笑)

横浜ではあまり見かけませんが、ヨーロッパ原産だけあって、暑さが嫌いなようです。松本では元気いっぱいでした!












2016年6月2日木曜日

5月28日 松本編2 ヒルザキツキミソウ

綺麗な桃色です。

ヒルザキツキミソウ
Oenothera speciosa
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草
原産地:北アメリカ
別名:ヒルザキモモイロツキミソウ

例によって、アカバナ科に良く見られる4枚花弁です。
とても美しい桃色で、蕊の造形も独特。何とも撮影するのが楽しい花ですが、この色がなかなか再現できずにいます。
可愛らしい花ですが、丈夫であちこちで帰化が見られます。見かけに騙されてはいけません!(笑)