2018年3月15日木曜日

3月10日 クリスマスローズ

さまざまな種と品種が園芸に利用されており、冬枯れの庭を彩る丈夫な植物として人気があります。
キンポウゲ科ヘレボルス属の多年草でヨーロッパ原産。
今回撮った写真は、葉を持った茎に花を咲かせる「有茎種」の特徴を持つので、ヘレボルス・ニゲルの血の濃いものでしょうか?
花が咲く茎と、葉がつく茎が別々の「無茎種」ヘレボルス・オリエンタリスも園芸では多く利用されます。
地面近くで、横向きか下向きに咲くので、今回はノーファインダーで撮ったものがほとんどです。水平が出ていなかったりブレていたりろくな写真がありません(笑)










2018年3月13日火曜日

3月10日 アンズ

バラ科サクラ属の落葉小高木です。
花の見た目はウメとそっくりですが、少し朱色っぽい独特の花色と、花弁から離れて反る萼片で見分けることができます。
この時期になると天気が安定せず、曇りや雨の日が多くなりますが、アンズの湿り気を帯びたような花色は、そのような天気にとても似合うと思います。

今週はいつものオリンパスではなくて、ソニーのコンパクトデジタルカメラで撮影しました。そのため、写真が少しだけシャープさに欠け、ソフトフォーカスのようになっていますが、それも味のうちとご容赦ください(笑)






2018年3月11日日曜日

3月3日 タンポポ色々

良く知られていますが、現在、都市部で良く見られるタンポポは帰化植物であるセイヨウタンポポが多いようです。もともとは食用に入ってきたものが帰化したといわれていますが…。
セイヨウタンポポは一年中ダラダラと花を咲かせる開花特性があるようで、種の保存には有利かもしれません。形態的には萼片が反りかえることで、在来のカントウタンポポと見分けがつきます。

今回の花は萼片が反りかえっておらず、カントウタンポポの可能性が強いのですが、セイヨウタンポポとの交雑種も増えているようなので確信はありません。

また、自宅そばでは個体数が少ないシロバナタンポポも咲いていました。関東でも見られますが、西へ行くほど個体数が多いようです。




2018年3月10日土曜日

3月3日 ナノハナ

一般的に言われるナノハナはアブラナ科野菜の花の総称として呼ばれることが多いと思います。
アブラナ科関連の野菜は植物学的に、本当にざっくりと分けると4つに大別されます。

①キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、コールラビなどが属する
Brassica oleracea

②ハクサイ、チンゲンサイ、コマツナ、ミズナ、カブ、ニホンアブラナその他多くが属する
Brassica rapa

③ダイコンが属する
Raphanus sativus

これに油をとる
④セイヨウアブラナ(Brassica napus
が加わります。

この中でいわゆる我々のイメージにある黄色いナノハナを咲かせるのは、①、②、④のグループで、③は白を基調として紫が混じるような花です。

それぞれのグループ内の野菜、例えば②に属するハクサイとチンゲンサイは植物学的には同じなので容易に交雑します。

多くは地中海周辺から中央アジアを原産地としています。例えば、②のコマツナの一次原産地は地中海周辺と思われ、コマツナとして品種が確定した日本は二次原産地といわれます。

今回の花は②のチンゲンサイあたりでしょうか?





2018年3月9日金曜日

3月3日 ウメ色々

一般的に、ウメといえばこのタイプではないでしょうか?
一重で萼片が赤いタイプです。
早生から晩生まで様々なタイプがあり、品種名までは不明です。
これは、日当たりの悪い谷筋に生育している木のためか、はたまた晩生品種なのか、開花は毎年遅めです。
満開の時期になるとメジロが来ることが多い場所ですが、撮影時には見かけませんでした。








2018年3月8日木曜日

3月3日 オオイヌノフグリとフラサバソウ

フラサバソウ
前回のオオイヌノフグリと同じく、オオバコ科クワガタソウ属の越年草です。

写真はフラサバソウの花。ほぼ同じ倍率でとらえたオオイヌノフグリの花と比べると半分くらいの大きさで、地味です(笑)

やはりヨーロッパ原産で最近分布を増やしているようです。

別名はツタバイヌノフグリ。たしかに、成熟した葉の形はツタに似ています。


フラサバソウ



オオイヌノフグリ

2018年3月7日水曜日

3月3日 ツクシ

春の食材としてお馴染みのツクシ
「土筆」と書いてツクシですが、その様子をうまく表現した名前だと思います。

ちなみに、雑草として嫌われるスギナとツクシは同じ植物で、ツクシはスギナの花(胞子茎)という位置づけです。

正式な和名はスギナで、シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属スギナ(笑)…に分類されます。