2014年1月26日日曜日

主役登場 ウメ‐1

ついに咲き出しました!早春の主役といえばこれ! ウメ

Prunus mume

バラ科サクラ属の落葉樹です。
今更、説明の必要も無い木ですが、ざっとおさらいを(笑)

ウメは大きく分けて、紅梅系、野梅系、豊後系の三種類に分かれます。紅梅系は読んで字のごとく、赤い花を咲かせます。野梅系はごく普通のウメで、小さめの実をつけます。豊後系は実取用の品種群で、アンズとの交配種が多く、大きな実をつけます。このタイプで有名なのは「南高梅」ですね。これは、品種の確立に和歌山県南部(みなべ)高校の先生が大きくかかわっているため「南部高校」の通称「南高」から名前が付けられたと言われています。

香りが良い品種が多く、菅原道真の
「東風吹かば 匂いをこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
は有名ですね。

また、日本では元々「花見」といえばウメの花を愛でることでした。奈良時代には花見の中心はウメで、平安時代に徐々にサクラが中心になっていったと言われています。

未成熟の実や種子には青酸配糖体が含まれており、食べてはいけません。勿論、梅干しや梅酒にすれば、毒性はなくなります。でも種子の中身はあまり食べない方が良いようですね。
「梅は食べても実(さね)喰うな 中に天神寝てござる」
という訳です。

また、梅酢は最古の酸味料といわれており、「塩梅」(あんばい)という言葉は、塩と梅酢での味付けの加減を言い表した言葉といわれています。

毎年恒例ですが、しばらくはウメを追いかけることになります(笑)

写真は2014年1月18日に横浜市栄区で撮りました。


萼片が赤いタイプです



咲きかけがキュート



半八重の白梅です


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