2015年12月6日日曜日

11月28日 キク科の花

現在のところ地球上に約2万種が確認され、最も進化した植物の一つと言われるキク科。花も他の科には無い特徴があります。

例えば、タンポポの一輪。私たちが、通常は一輪と認識するものは多くの花(小花)が集まってできた「頭状花」といわれるものなのです。

また、一つひとつの花(小花)は、舌状花と筒状花に分かれます。タンポポなどでは舌状花のみ、ハハコグサなどは筒状花のみ、コスモスやヒマワリなどでは筒状花と舌状花の組み合わせで頭状花を形成します。通常は、舌状花も筒状花も、それぞれに雌蕊と雄蕊をもち、それだけで生殖器官である花として機能します。

今回は様々なキク科の花と、バラ科のボケの花をアップしますので比べてみてください。


セイヨウタンポポ 頭状花は舌状花のみで構成されます



セイヨウタンポポ



ハキダメギク 頭状花は舌状花と筒状花で構成されます。黄色いところが筒状花が集まったところ。白い花びらの部分が舌状花です。



コスモス ハキダメギクと同様の作りです



バラ科のボケ これがキク科の頭状花の中の小花一つに相当します。一輪は雌蕊、雄蕊、花弁で構成されます。

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