私のカメラはリコー社のCX-5というカメラで、レンズは28㎜~300㎜のズームレンズです。通常はコンパクトデジタルカメラの接写機能は短焦点側(28㎜側)で利用できることが多いのですが、このカメラは望遠側(300㎜側)でも接写が可能です。
まずは、被写体を(今回はミツマタの蕾)を大体同じくらいの大きさになるように28㎜と300㎜で撮り比べました。
300㎜にて撮影
28㎜にて撮影
ご覧の通り、蕾は大体同じ大きさに移っていますが、バックの描写に大きな違いがありますね。300㎜で撮ったものは、背景に映りこむ範囲が狭く、ボケも大きいため蕾が浮かび上がるような感じになるわけです。撮影距離はレンズ先端から40㎝位でしょうか。
対して、28㎜で撮ったものは、背景に映りこむ範囲が広く、ボケも小さいためごちゃごちゃした感じに見えませんか?逆に言うと周辺の生息環境を映しこみたいときには28㎜の方が有利なわけです。こちらの撮影距離はレンズ先端から4㎝位かな?
次に蕾まで同じ距離(大体片手の長さ)で、300㎜側と28㎜側で撮り比べます。
300㎜にて撮影
28㎜にて撮影
こちらの方は、接写というほどでは無いのかもしれませんが、近づけない被写体(たとえば蝶や、木の実など)には300㎜が有利ですね。
とまあ、こんなわけで、レンズ交換なしにこれだけ遊べる現在のコンパクトデジタルカメラはやっぱり凄いと思うのです。
なるほど、良く分かりました。
返信削除ありがとうございました。