実は年輪がある幹の中央部はすでに死んだ細胞の集まりであり、生育はしません。生育するのは樹皮のすぐ下にある形成層という部分です。だから、巨木になって中心部が空洞(”うろ”と呼びます)になっても枯れたりはしないのです。
写真は2013年1月5日に横浜市栄区で撮りました。
この木は広葉樹のようですが、年輪の幅が広い写真上側の方を南に向けて立っていた可能性が高いと思われます。
こちらはマツ。幹の断面中央部の色が周辺部より濃い色になっています。これはフェノール類が蓄積したもので、それによって木材腐朽菌(いわゆるキノコです)などに対する抵抗性を上げているという説もあります。フェノール類は一般に広葉樹より針葉樹の方が蓄積が多いようです。
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