2015年2月7日土曜日

2月1日 冬の樹形2

 冬には落葉樹の樹形がはっきりと判るというお話は、以前にもしましたね。剪定されない場所にある、独立樹?では特に判りやすいものです。

 先日アップした剪定瘤があるような樹とは違い、のびのびと生育した独立樹の樹形は美しいものです。

 植物には「頂芽優勢」という性質があります。これは、茎の先端の芽の生育が、他の芽(脇芽)の生育よりも早いというもので、特に針葉樹の様な主幹がはっきりしている樹種では強く現れるような気がします。
 メタセコイヤの様な不定芽(幹のどこからでも生じる芽)を強く生じる樹種では、幹を切ると、先端近くの脇芽のどれかが長く伸びて、次の主幹になろうとします。このメカニズムには植物ホルモンの働きが大きくかかわっていると言われています。


メタセコイヤ



ヤナギの一種



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