フクジュソウ
Adonis ramosa
キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草
原産地:日本(九州~北海道)
別名:元日草、朔日草など
縁起の良い感じなので、お正月にマンリョウなんかと寄せ植えにされた開花株が売られていたりしますね。でも、あれは促成栽培で開花させたもので、横浜で露地植えにすると、今頃から開花するようです。学生時代を過ごした岩手では、姫神山の麓にフクジュソウが沢山自生している場所がありました。早春、初めて見たときは、もの凄く感動したことを良く覚えています。
開花の後半から展開する葉っぱは美味しそうな感じもしますが、アドニンという強烈な毒素を含んでいるので、決して食べてはなりません。まあ、キンポウゲ科(アネモネの仲間)は毒草が多いのですが。
学名のアドニスは、ギリシャ神話に出てくる美少年のアドニスなのかなと思い、調べてみたらやはりそうでした。アドニスが殺されたときに流れた血の跡から、やがてアネモネの花が咲いたという伝説に由来しているようです。アネモネもキンポウゲ科の代表的な植物ですからね。
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