ナギ
Nageia nagi
マキ科ナギ属の常緑高木
原産地:日本(四国・九州)、台湾など
紀伊半島や伊豆半島の個体は古い時代に四国や九州から持ち込まれた可能性が高いようです。雌雄異株の木で、成長期に樹皮が剥がれると、チョコレート色の新しい樹皮が独特の模様を作り美しいものです。
葉の幅は広めですが、マキ科に分類されるように針葉樹です。葉にある葉脈が主脈から枝分かれせず、縦方向にしか走っていないのがその証拠です。完全な針葉樹ではないのですが、イチョウなども同じ例ですね。
今回の木は、働いている会社に植栽されている木なのですが、綺麗な樹形と枝振りがなかなかのものです。
また、横浜駅西口の鶴屋町付近の運河沿いに、数本ですが珍しいナギの街路樹があるので、興味のある方は探してみてください。
ナギは「凪」につながるということで海運のお守りに植えられることもあるようですので、船釣りなどの際に葉っぱでも持っていくとご利益があるかも。祟られても当方は一切関知しませんが(笑)
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