実は、これは植物の名前ではなくて、芝生に発生する病気の名前です。
土中に未分解の有機物が多くなるとそれを分解して成長する担子菌類(キノコの仲間)が発生することがあります。これが発生すると、未分解有機物が分解され、一時的に窒素源となるため、芝生が良く育ったり、緑が濃くなったりします。
往々にして、この症状は円形に発生するので、これをフェアリーリングと呼ぶのです。この状態になると、地中には担子菌の菌叢(シロ)が張り巡らされており、徐々に水をはじく性質(撥水性)を帯びるようになります。このため、土に水が浸透しなくなり、芝生が乾燥で弱っていくというわけです。
ベランダから前の芝生を眺めていたらフェアリーリングの発生に気付いたので、ネタにしてみました(笑)。キノコの種類はシバフタケかなぁ…
写真は2012年10月7日に横浜市栄区で撮りました。
円形に芝生の色が濃くなっているのがわかりますか?
黄色い線の内側です。キノコもこの線に沿って発生しています
キノコはこんな感じ
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