さて、新春とはいえ、実際の春はまだまだ遠く、植物たちも夢の中です。そんな中でも、いくつかの花木や、球根植物は花をつけ始めて新春を彩ってくれています!
ボケ
Chaenomeles speciosa
バラ科ボケ属の落葉低木
原産地:中国
中国原産とはいえ、園芸的には馴染みの深い植物ですね。様々な品種があり、これは自宅そばでは毎年、最も早く開花する株です。原種はおそらく樹高が1~2m位で、濃い朱色の一重の花を咲かせると思われます。この株は白とピンクの絞り咲きで、いかにも「初春」という色が美しいですね。
品種によっては夏以降に、ウメを細長くしたような実が採れて、これは果実酒に利用可能です。
日本には近縁種のクサボケ(Chaenomeles japonica)が自生しています。これは、開花期が3月~4月頃とずっと遅く、樹高も30㎝位とコンパクトで、朱色の花を咲かせます。自宅そばで野生株を確認しているので、花が咲いたらアップしたいと思います。
名前は、瓜の様な実がなる木「木瓜」(もっけ)が、転訛して「ボケ」となったという説が主流のようです。
ボケは木本性植物の中では、挿し木がしやすいので中学生の頃よくさし芽して増やしていました。
返信削除ガッパ様
削除コメントありがとうございます!ボケは挿木しやすいのですね!初めて知りました!