2012年6月30日土曜日

藪もかれるぜ! ヤブガラシ

つるもの雑草の代表格。ヤブガラシ
Cayratia japonica

名前の通り、藪も枯らすほど生育旺盛です。
ところがこいつの若芽は食べられるのです。人類が本気になって食べだすと、だいたいの野生植物は滅びるので、こいつもせっせと食べてしまえば個体数激減で、すぐにレッドデータブックの絶滅危惧種Ⅱ類くらいにはリストアップされるでしょう(笑)。

また、面白い花を咲かせ、ハチや蝶が寄ってくるので、昆虫好きにはありがたい植物でもあります。

2012年6月23日 横浜市栄区撮影


サンゴみたいだ…



盛夏になるといろいろな色をちりばめたみたいになり、なかなかのものです

2012年6月28日木曜日

植物と虫たち

今週は、台風被害で花はすっ飛び、葉はぼろぼろ。ベランダ菜園も甚大な被害をこうむり、なんだがちっともやる気が出ませんので、雑もの連続でお送りします(笑)

植物と同じほど昆虫が好きなので、良く虫の写真もとります。
これはベニシジミ。小さいけど綺麗な蝶です。

2012年6月23日横浜市栄区撮影


花はフランスギクだと思います



可愛い蝶ですよ

2012年6月27日水曜日

トゲトゲしなさんな! イブキ

以前も書いたかもしれませんが、イブキ類は、刈込が激しかったり、環境が悪すぎたりすると、通常の葉とは違う、トゲトゲしたスギの様な葉を出すことがあります。これを放っておくとどんどん伸びて始末が悪いので早めに切りましょう。
まあ、人間もイブキもストレスが酷いとトゲトゲしくなるのは一緒。早めの対処が大事なのも一緒。だれか、私のささくれだった心を癒してください!

2012年6月23日 横浜市栄区撮影


真中の青っぽいやつが…トゲトゲしい…

2012年6月26日火曜日

台風被害

我が家のベランダ菜園は、台風でボロボロに…(泣)
出来るだけの手当てはしたので、あとは彼らの治癒力に期待!
頑張れ!2012年6月23日横浜市栄区。


タイバジルしんなり…



ミニトマトぽっきり…



キュウリぐったり…



シカクマメばったり…

2012年6月25日月曜日

ナンテンの花

以前、紅葉でアップしたナンテン。
料理の下に敷いたりする葉と赤い実はお馴染みですが、この時期に咲く花もなかなか綺麗。

2012年6月23日 横浜市栄区撮影


2012年6月24日日曜日

可愛いな! チェリーセージ

サルビアの仲間で、ハーブなどに利用されるものを総称して「セージ」と呼びます。
ソーセージのセージはこれが語源という話もあります。

今回のチェリーセージ。チェリーセージは、Salvia greggii または Salvia microphylla か、その交配種をさします。
葉っぱには甘い香りがあり、花も綺麗で、しかも丈夫。イングリッシュガーデンやボーダーガーデンなどには欠かせない素材ですね。

2012年6月17日に横浜市栄区で撮影しました。


さえない写真ですが、綺麗な花です。一般的なタイプ



これは可愛い!多分「ホットリップス」という品種です

2012年6月23日土曜日

オランダカイウ?キバナカイウ? カラー

これも園芸的にはカラーと呼ばれて親しまれています。
Zantedeschia sp.

園芸で利用されるカラーには、ざっくりと二つがあり、湿地性のオランダカイウと、畑地性のキバナカイウに大別されます。
園芸的にはおそらく畑地性のものが中心になっている感じがしますが違うのかな…?

実に様々な色彩があり、切り花にしても面白いものです。
2012年6月17日に横浜市栄区で撮影しました。











2012年6月22日金曜日

朱色の花です ザクロ

果実としてお馴染みのザクロ
Punica granatum

通常は、濃い朱色の花を咲かせて、その後に実がなるのですが、今回のものは園芸種らしくて、八重で白い縁取りがある大きな花です。
調べてみたら、江戸時代から園芸品種として改良され親しまれていたのですね。
また、カクテルなどに使うグレナデンシロップはザクロの実から作られます。
果実酒にすると、色がとても綺麗で良いものです。

2012年6月17日に横浜市栄区で撮影しました。


花が大きくて、八重です



変わった咲き方ですね…

2012年6月21日木曜日

豪華絢爛 オランダアヤメ

これも通常はジャーマンアイリスという方が通りが良いですね。
Iris germanica

ものすごく豪華な花で1800年台にヨーロッパでIrisの仲間から作出された完全な園芸植物です。とにかくあらゆる色があり、素晴らしい植物だと思います。
アヤメの仲間だから湿地が好きかというとそうでもなくて、意外と、乾燥した肥料分の少ない土を好むものも多いようです。
2012年6月17日に横浜市栄区で撮影しました。


豪華絢爛!



不思議な色です

2012年6月20日水曜日

目を射る色調 酔仙翁(スイセンノウ)

なでしこに近い仲間 スイセンノウ。園芸的にはリクニスと呼ばれることも多いようです。
Lychnis coronaria

ちょっとした空き地なんかに帰化していたりして、その特徴ある色調で目をひきます。
今回は赤だけアップしますが白も純白で綺麗なのです。

こいつもデジカメでは色が出づらいなぁ…
2012年6月17日に横浜市栄区で撮影しました。


白っぽい茎と葉も特徴的です



実物はもっと強力な色調です(笑)

2012年6月19日火曜日

アジサイ 百景 3

今回もアジサイを…
ネタが尽きたので、写真だけ(笑)
2012年6月17日 横浜市栄区で撮影
















2012年6月17日日曜日

アジサイ百景 2

前回に続いてアジサイのお話です。
アジサイは土質によって色が変わるといわれます。例えば、土壌が酸性だとブルーになって、アルカリ性だとピンクになるとか。
たしかに、品種によってはそのようなこともあるようですが、実際はもっと複雑で、土中の金属イオンの量、品種の持つ色素の種類などによって、様々なパターンがあるようです。ついでに言うと毒があるので、口にしてはいけません!

アジサイで花びらのように見えるのは萼片で、西洋アジサイのタイプでは雌蕊と雄蕊が退化し、萼片が発達した中性花がほとんどです。ガクアジサイのタイプでは、中性花のいくつかが、実際の花の部分を取り巻いていることが一般的です。

さて、私が住んでいる横浜市栄区は鎌倉に隣接しています。鎌倉にはアジサイの名所のお寺が何か所かあり、この時期は大混雑!趣味のサイクリングで、鎌倉方面に行くこともままならず、この時ばかりはアジサイが憎らしくなります(笑)
写真は2012年6月10日に横浜市栄区で撮りました。


濃いブルー



薄いブルー



細かい花びらのタイプ



うっすらピンクのガクアジサイタイプ(まわりの花のような部分は萼片が目立つ中性花。雌蕊と雄蕊をもつ、いわゆる「花」は中心部分のプチプチしたところです(笑))



白からクリーム色





2012年6月16日土曜日

アジサイ百景 1



昨日、関東甲信越も梅雨入りしたと、気象庁が発表しました。
梅雨と言えばアジサイ(ガクアジサイ)ですね。
Hydrangea macrophylla


通常、私たちが「アジサイ」と呼ぶのは、西洋アジサイを含めて、多くが日本原産のガクアジサイの交配種です。
明治初期から盛んに輸出が行われて、ヨーロッパなどで育種が進み逆輸入されたのが、西洋アジサイというわけです。

日本原産の植物で、世界の園芸品種の素材として大きな影響を与えたものに、このアジサイや、ギボウシ、ユリ、バラなどがあります。実は、日本という国は、世界的にみても植物が多様な国なのです。

アジサイの仲間には、タマアジサイやツルアジサイなどもありますが、これらも日本に自生しています。

今回と次回は、アジサイの写真集ということで、楽させてください(笑)
2012年6月10日に横浜市栄区で撮影しました。


濃いブルーのガクアジサイタイプ



花が八重のガクアジサイタイプ



八重の花の様子



真中の部分の色が濃いブルーのガクアジサイタイプ



ピンクの可愛い子



薄いブルーのガクアジサイタイプ



アジサイらしいブルー



2012年6月14日木曜日

アケビのつるは雲にからまり…  つる物の造形

心象の灰色ハガネから
アケビのつるは雲にからまり…

大好きな宮沢賢治「春と修羅」の一節です。

これから、盛夏に向かい、つる植物たちは、ぐんぐんとつるを伸ばし、時に面白い造形を見せてくれます。
今回はそんな植物たちを写真に撮りました。
2012年6月10日、横浜市栄区で撮りました。


6月10日朝5時ころのワイルドな空



クズ



クズ



ヤブガラシ



センニンソウ



おそらくヤマノイモ



ミツバアケビ

2012年6月12日火曜日

大きな花です ホタルブクロ

日本在来の美しい多年草 ホタルブクロ
Campanula punctata

昔の子供たちは、釣鐘型のこの花の中に、捕まえた蛍をいれて遊んだとか。
私の住んでいるそばにも、ゲンジボタル・ヘイケボタルが生息していますが、個体数が少なく、厳重に保護されていてとてもそのようなマネはできません。
出来るのは綺麗なホタルブクロの花を眺めるくらいです。

写真は2012年6月10日に横浜市栄区で撮りました。


石組みの上の法面に咲いています



可愛い花だなぁ…



花の中はこんな感じ



逆光で狙いました