2013年1月31日木曜日

一気に春めいてきました 1

関東を襲った大雪から二週間。久々にゆっくりと散歩してみると、春の花たちが一気に咲き始めていました。
今回から三回はそんな花たちをご紹介。
夜はすさまじい寒さで氷点下ですが、昼の日差しはすっかり春めいてきました。今年の冬は去年の冬より寒いと思いますが、植物の動き出しは去年より早いような気がします。
春の訪れは早いんじゃないかな!

さて、今回はロウバイ

Chimonanthus praecox

樹木の早春一番乗りはこいつのような気がします。こいつはすごく良い香りなので、写真撮っているときも香りに包まれて幸せです。


写真は2013年1月27日に横浜市栄区で撮りました。








2013年1月29日火曜日

収穫の春

昨年秋からベランダで育てている、メキャベツとカリフラワーが収穫となりました。
メキャベツは小っちゃいけど味はOK。カリフラワーは上手にできたと思います。

次にとれるのは、花芽をたべる「かきな」かな?もう花芽が出だしました。

写真は2013年1月26日に横浜市栄区で撮りました。






2013年1月28日月曜日

花粉症にご用心  オオバヤシャブシ

カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木オオバヤシャブシ

Alnus sieboldiana

カバノキ科には、シラカバやハンノキ、ヤシャブシなどが含まれるのですが、最近ではこいつらの花粉が花粉症の原因になると言われています。
しかもスギの花粉症より症状が重くなりやすいとのこと。ああっ…写真撮るだけで鼻がムズムズしたきた…
また、ハンノキの仲間は空気中の窒素を固定する能力があるものが多く、荒れ地でも生育して、土地が肥えたりするので「肥料木」と言われたりもします。まあ、悪いところばかりじゃないのです。

写真は2013年1月27日に横浜市栄区で撮りました。


一番てっぺんは葉芽。上から三番目の茶色で先が丸いのが雄花穂。緑の俵型なのが雌花穂です



去年の雌花穂もくっついてます

2013年1月27日日曜日

食べられちゃいました… カンキツ

いわゆるミカンの仲間のカンキツ類

Citrus sp.

冬から春にかけて寂しい庭をビタミンカラーで彩ってくれる貴重な樹木です。
レモンでもミカンでもナツミカンでも、熟してくると糖度が増すのですが、年明け過ぎるとヒヨドリなんかが押しかけて、あっという間にほじくってしまいますので、用心が必要です。
今回のはミカンみたいな感じの実でしたが、ほじられまくり(笑)
鳥のやつら、味見もせずに熟したのだけ突っつくから頭にきますね(笑)

写真は2013年1月27日に横浜市栄区で撮りました。








雪は溶けちゃいました…ユキノシタ

せっかくなら雪から顔を出しているところが良かったかも…ユキノシタ

Saxifraga stolonifera

本州・四国・九州の湿った岩場などに自生するユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草です。
山菜としても利用されるようで、葉の裏だけに衣をつけて揚げた天ぷらを「白雪揚げ」と言うそうです。カッチョエエ…!

また、親戚筋のダイモンジソウ(大文字草・S.fortunei)は、園芸植物として品種も作出されているなじみの深い植物です。渋めですけどね(笑)

写真は2013年1月20日に横浜市栄区で撮りました。



南向きで乾きそうですが…



花が咲いたら再アップします



固そうだけどなぁ…。美味しいのかなぁ…

2013年1月26日土曜日

自生ではありません  クマザサ

冬になると葉っぱの周りが縁取りのように枯れるクマザサ

Sasa veitchii

かなり大型のササです。

漢字では「隈笹」です。葉に隈取ができるので隈笹。熊笹では無いようです。
さて、基本種は京都あたりに自生しているらしいのですが、変種は北日本の日本海側に多くみられるとのこと。いくつか調べてみたのですが、どうもはっきりしません…

まあ、今回のは明らかに植えられた奴ですが…

写真は2013年1月20日に横浜市栄区で撮りました。


自生しているみたいに見えますね(笑)



縁取りが鮮やか!新葉は緑一色です(麻雀の役じゃないよ(笑))

2013年1月24日木曜日

大寒に春を感じる・ベランダ

前回に続いて、大寒の春

今回は、お馴染み(笑)我が家のベランダ。
横浜市栄区に存在する五階建て団地の二階です。

有難いことにベランダは完全に南向きで、植物が育てやすい構造。
冬でも植物たちは意外と頑張ってくれます。

写真は2013年1月19日に横浜市栄区で撮りました。


こんな感じのベランダです



プリムラは花盛り



ヒヤシンスが芽を出しています



こちらはスイセンの芽生え



これもスイセン

2013年1月22日火曜日

大寒に春を感じる・野山

1月20日からの十日間は二十四節気でいう大寒の節です。
二十四節気をさらに細かく分けたのが七十二侯で、1月20日からの五日間は、「款冬華」(蕗の薹が蕾を出す)になります。
野山もベランダも確かに寒い…寒すぎる…
しかし、款冬華」と言う通り、陽だまりでは一足先に春の植物たちが動いていますよ。

自然や植物の写真を撮っていると、いち早く次の季節の訪れを探してしまいます。私の中ではもう春は始まっています。まるでデパートのアパレル売り場の季節感(笑)

今回と次回は一足も二足も早いそんな早春をお届け。

写真は2013年1月20日に横浜市栄区で撮りました。


南向き斜面の梅林。春はこんなところからやってきます



ウメの蕾も大きくなりました



梅林の下ではもうスミレが



大好きな「早春のルビー」ホトケノザ



2013年1月20日日曜日

冬の定番  アリッサム

晩秋から春にかけての花壇に、パンジー、プリムラなどと並んで植栽されることの多いアリッサム
地中海沿岸が原産地です。

Lobularia maritima

春になり暖かくなるとこんもりと地面を覆い、スイート・アリッサムという名前もあるように甘い香りで花壇材として重宝されます。
以前は白がメインでしたが、最近では薄い紫のような色もよく見かけ、育種が進んでいるようです。

本来は多年草なのですが、日本では夏の暑さを嫌がり枯死することも多いので、園芸的には秋まき越年草の扱いです。

写真は2013年1月12日に横浜市栄区で撮りました。


この時期にこの大きさ…もしかしたら越夏株かも…



花は株を覆うように咲きます



ナズナと花が似ています

2013年1月19日土曜日

そのうちに食べてみよう  マテバシイ

本州以南の太平洋沿い温暖地に自生が見られるマテバシイ
ブナ科の常緑広葉樹です。

Lithocarpus edulis

公園などにも植栽され、防火樹としても利用されます。
こいつのどんぐりは結構大きくて、タンニン(あく)の含有が少ないため、あく抜きせず炒っただけで食べられるので、シイのどんぐりとともに有難いのです。食べたことはないのですが、そのうちに挑戦してみます。

名前は、葉っぱがマテガイに似たシイノキということらしいです。以前聞いたことがある「待てばシイになるから、まてばしい」というのはどうやら俗説のようです。

房総半島の一部ではトジと呼んで、こいつの葉っぱに「なめろう」(イワシやアジを細かく叩いた料理)を挟んで焼いて「焼きさんが」として食べることもあると本で見たことがあります。いずれにしてもなじみの深い樹ですね。


公園に植えられてます



樹皮は意外と平滑です



ツヤツヤとして大き目の葉っぱ



どんぐりも大き目です

2013年1月17日木曜日

見つけたぞ! アシタバ

二回目登場のアシタバ

Angelica keiskei

房総半島、伊豆半島、三浦半島、紀伊半島、伊豆諸島などに自生するセリ科シシウド属の植物で、天ぷらなどにして食べるのでおなじみです。

私が住んでいる横浜市栄区にも自生と思しき個体が多くみられます。

今回は自宅そばのあまり入ったことがない藪の中に発見。春になって新芽がついたら摘みに来よう!天ぷらが楽しみ!

写真は2013年1月12日に横浜市栄区で撮りました。


藪の中の南向き斜面に生えてます



春が楽しみだな!

2013年1月15日火曜日

トホホな寄せ植え

自宅のベランダ
こぼれダネで勝手に生えてきたディルと、プリムラを寄せ植えにしました。
ご近所様の寄せ植えと比べていかにも情けない出来…
センスの無さが丸見えですね…トホホ…

2013年1月12日に横浜市栄区で撮りました。


う~ん…



ディルは自家製ピクルスに入れると最高ですが…



こいつは可愛い奴です

2013年1月14日月曜日

雪が降ってきました

2013年1月14日成人の日
ここ横浜市栄区では9時頃から雨が雪に変わり、あっという間に景色が真っ白に。
このブログを書いている今でもバンバン降っています。

横浜では滅多にない雪の写真を撮るチャンス!
外に出てみましたが…寒い。

少しだけ撮影して早々に引き揚げました(笑)



凄い降りかたです!



風も出てきたぞ!



パンジー寒そう



こちらはビオラ。雪に埋まってます



ナンテンの赤い葉と白い雪が綺麗



センリョウの実も雪帽子


西瓜面ではないよ!  スイカズラ

名前を聞くと、一瞬「西瓜面」かと思ってしまいます(笑)
スイカズラ(吸い葛)が正解!
日本にも広く自生する、スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本

Lonicera japonica

6から7月に甘い香りの花をつけ、その花を吸うと甘い蜜が味わえるので「吸い葛」です。
また、漢字では「忍冬」(ニンドウ)とも書き、冬を緑の葉のまま耐えるので、この名前が付いたようです。
近縁種にはいくつか園芸種も存在し、園芸的には「ロニセラ」と呼ばれます。
花が咲くころに再レポートします。

写真は2013年1月12日に横浜市栄区で撮りました。


確かに、冬を忍んでます!



すでに新芽らしきものが…

2013年1月13日日曜日

年輪のことなど

年輪とはご承知の通り、木の幹を輪切りにしたときに現れる同心円のことです。日本のような季節がはっきりした国では、年輪もくっきりと表れる傾向にあります。一年中同じような気候の場所で生育する木は年輪がはっきりしない場合もあるようです。

実は年輪がある幹の中央部はすでに死んだ細胞の集まりであり、生育はしません。生育するのは樹皮のすぐ下にある形成層という部分です。だから、巨木になって中心部が空洞(”うろ”と呼びます)になっても枯れたりはしないのです。

写真は2013年1月5日に横浜市栄区で撮りました。


この木は広葉樹のようですが、年輪の幅が広い写真上側の方を南に向けて立っていた可能性が高いと思われます。



こちらはマツ。幹の断面中央部の色が周辺部より濃い色になっています。これはフェノール類が蓄積したもので、それによって木材腐朽菌(いわゆるキノコです)などに対する抵抗性を上げているという説もあります。フェノール類は一般に広葉樹より針葉樹の方が蓄積が多いようです。