2012年9月30日日曜日

ご近所様の園芸シリーズ14

JR根岸線・港南台駅前の商業施設「バーズ」
入り口付近の花壇はいつもきれいに整備されていて和ませてくれるのでご紹介!

写真は2012年9月22日に撮影したものです。


矮性のコスモスとマリーゴールドで高低差をだしてます



百日草とカランコエ



ボックスウッド、コリウス、ペンタス

2012年9月29日土曜日

知ってました? クダモノトケイソウ

クダモノトケイソウとは、ジュースなどでおなじみのパッションフルーツのことです。

Passiflora edulis

亜熱帯から熱帯アメリカの原産で、トケイソウの仲間のつる性多年草です。

本州だと実をならせるのは難しいかもしれませんし、冬は屋内に取り込まないといけませんが、夏場は極めて旺盛に育つし、9月に咲く花も独特で面白く、緑のカーテンにも使えます。

でも、葉っぱが凄く茂るし、雨にあたると重くなってネットが切れたりするので、丈夫なネットで固定もがっちりとやったほうが良いですね!

写真は2012年9月21日に横浜市都筑区で撮影しました。


たしかにトケイソウの花です



結構でっかいよ!

2012年9月27日木曜日

いまさら… ニガウリ

正式な和名はツルレイシですが、ニガウリやゴーヤーといった方が通りが良いですね。

Momordica charantia

ご存じのとおり、緑のカーテンの王様です。虫もつかず、丈夫で、実もとれ、しかも食べて健康によしとなれば流行するのもわかりますね。

でも、たくさん取れすぎて辟易したりして…(笑)

苦み成分は、モモルディシンに代表されるのですが、これらは健胃作用があるといわれていますから、せっせと食べたいものです。

さて、ゴーヤを緑のカーテンにする場合は、4月ごろから苗を植える方が多いと思います。しかし、この時期だと、残暑の頃には株が弱ったりしますので、緑のカーテンとしては、5月中旬から6月上旬に種をまいた方が良い場合もあります。高温発芽性の種なので、6月ぐらいの方が発芽もさせやすいのです。

写真は2012年9月22日に川崎市多摩区の宿河原駅近くで撮りました。


まだまだ元気です



花は直径2センチ~3センチくらい



どんどん実ってます



上の写真と別の品種かもしれません




2012年9月25日火曜日

中華街の風物になれるか? センダン

横浜中華街の中華大通りは2005年までは電柱が並び、まことにゴチャゴチャした景色でした。2005年に歩道を含めて改修がなされ、電線の地中埋設や歩道のバリアフリー化がされてスッキリした今の姿になったのです。
その時に同時に植えられたのが13本のセンダン
Melia azedarach

センダン科センダン属の落葉高木で、日本では四国、九州、沖縄で自生が見られますが、本州ではあまりなじみのない木です。
独特の茶色が混じる樹皮と柔らかい感じの羽状複葉がなかなか素敵です。
また、落葉樹ですから四季の変化があるのもよいですね。
あまり、強剪定をせずに、のびのびと育ててあげてほしいものです。

写真は2012年9月22日に横浜中華街で撮りました。


2005年に植えられて、かなり大きくなりました



柔らかい感じの葉です



樹皮も独特

2012年9月23日日曜日

引っこ抜けない? チカラシバ

乾き気味の道の端っこなんかに生えているイネ科多年草 チカラシバ

Pennisetum alopecuroides

Pennisetum の仲間は、種類によっては穂がきれいなため「オーナメンタルグラス」と称して穂をドライフラワーに使ったり、庭に植えて楽しんだりします。

チカラシバの穂も薄紫色で綺麗です。
名前は、力入れて引っこ抜こうとしても抜けないから名づけられたとか…。本当なんですかねぇ?誰か試したのかしら…

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。



こうしてみるとただの雑草です



しかし、穂はなかなかのもんです

2012年9月22日土曜日

まともに撮れないなぁ… ミズヒキ

昨年も紹介したタデの仲間のミズヒキ

このようにひょろりとした植物は本当に写真にしづらい(泣)

今回は、バックを暗く落として、群生気味のところを狙ってみました。少しはましかな…

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。




どんなもんでしょうか…



花はこんな感じなんですが…

開花期ながし! タマアジサイ

園芸で利用されるアジサイの原種のひとつ タマアジサイ

Hydrangea involcurata

林の中のやや湿ったようなところで普通に見られますが、なかなか綺麗です。
こいつの特徴は、丸い玉のような蕾と、開花期が7~9月と長いこと。
和名は蕾の形からとられたものです。開花期が長いため、今回のように一回で蕾から開花しきったものまでを撮影できるので助かります(笑)

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。




ほんとうに真ん丸の蕾です



咲きかけたところが素敵!



さらに開くと…



咲ききるとおなじみのアジサイですね

2012年9月21日金曜日

日本原産のインパチェンス ツリフネソウ

小川のほとりなんかの少し湿ったところに生える一年草 ツリフネソウ

Impatiens textori

この仲間は、園芸で利用されるインパチェンスやホウセンカが有名ですが、こいつは日本原産。いわれてみれば葉っぱの感じなんかがインパチェンスに似ていないこともないですね。

Impatiens という学名は ラテン語で「我慢できない」の意。種が熟すと蒴果の表面に触れただけで、表面がはじけて種を弾き飛ばすことから名づけられています。
ツリフネソウも同じ種子の散布様式です。

黄色い花のキツリフネというのもあり、こいつは山のほうへ行くとみられます。

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。



小川のほとりに咲いていました



大きくてとても綺麗な花です

2012年9月20日木曜日

身元判明! オオセンナリ

身元不明だったこの植物。
博識なる賢人O様からの投稿にて、
オオセンナリ(Nicandra physalodes
と判明いたしました。

なんでも南米原産のナス科一年草で、江戸時代に渡来したものが帰化しているようです。
ナス科には多いのですが、こいつは毒草とのことです。

ああ、スッキリした!(笑)

O様、有難うございました!






サメ肌です! カナムグラ

藪のなかなどにはびこる、ごく普通に見かける植物 カナムグラ

Humilus japonica

「蔓延る」(はびこる)というのは、こいつのためにあるような言葉です。茎には下向きに刺があって、ほかの植物に引っかかって植物体を支えます。とにかく丈夫で、除草困難!こいつの藪に向う脛をむき出しで侵入すると、ざらざらの葉や茎で細かい傷が無数について痒くて堪りません!
「私の困った植物ランキング」に見事ランクインです!おめでとう(笑)

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。



なんだか愛着がわかん…



こんな花だったのね…



ほうほう、意外といけてるか?

品種改良は凄い! ヤブツルアズキ

これも餡子に使うアズキの原種といわれています。ヤブツルアヅキ

Azukia angularis

学名の最初の部分もそのまんま「アズキア」ですね。
前回も書きましたが「育種」という作業は凄いものです。

これは、花の形が変わっていて左右非対称です。最初は奇形かと思ったけれど、すべての花が左右非対称で、調べてみたらそれが普通なのでした。

ノアズキという、他属と見分けがつけづらかったのですが、図鑑の「葉は、時に浅く三裂する」という記述から、ヤブツルアズキと判断しました。

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。


茂りまくり…



黄色くてなかなかきれい。左右非対称です。アブが写真に…


浅く三裂する葉っぱ

2012年9月19日水曜日

品種改良は凄い! ツルマメ

ダイズの原種といわれるツルマメ
Glycine soja

soja とは醤油を表しています。ご存じダイズ(Glicine max)は、醤油の原料として、また食料として非常に重要な植物です。大豆はつる性ではないのですが、原種とされるこいつはつる性の似ても似つかない植物です。
品種改良を行う「育種」という作業は凄いもんです!

ちなみにダイズとエダマメは植物学的には同じ Glycine max なんですよ。知ってました?

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。




つる性の一年草です



花は3~4ミリくらいですが、意外とキュート

2012年9月18日火曜日

これも初めて知りました  ヤブミョウガ

これも初めて知った植物です ヤブミョウガ

Pollia japonica

全く種類が分からず、葉の形から「ショウガ科」か?なんて思い図鑑を調べるも玉砕…
仕方ないので、ページをめくりまくってやっと出会えました。関東では湿った樹林下なんかにふつうにみられる植物だそうです。
ツユクサ科のヤブミョウガ属でございました…トホホ

植物は奥が深いなぁ!

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。




植物は気にした人だけに姿を見せてくれるようですね

ハリギリと秋の空

20メートルから30メートルくらいになる落葉広葉樹のハリギリ
Klaponax septemlobus

草花撮ることが多く、キョロキョロしながら歩くのですが、意外と上へは目が行きません。
今日は、何の気なしに見上げたらハリギリと秋空が見事なコントラストで思わずパチリ。

ハリギリは、小さいときは幹にものすごく刺があるのですが、大きくなると刺は樹皮のこぶのような形になります。
新芽は山菜としても食べられて、少しタラの芽にも似ています。天麩羅が良いらしいですよ!

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。



秋の空がきれいだ!



カエデのような葉っぱです



2012年9月17日月曜日

目の保養? ノコンギク

この仲間は、いろいろと種類があって見分けづらいのですが、おそらくノコンギク

Aster ageratoides

学名からもわかりますが、園芸で利用されるアスターに近い仲間です。
非常に日本的な色合いと草姿で、いかにも秋を感じさせる野菊の一つです。

白から紫まで結構色幅があるようで、写真を撮るのも楽しい植物です。
今回は、なんだか目の保養でした(笑)

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。


日陰に咲く白



日本的だなぁ…




日向に咲く薄紫



露をまとう姿も美人です!

ひっつき虫の仲間 その花

秋が深まって、その辺の草むらに入ったりすると、衣服にやたらと、ひっついてくる実があって、取り除くのに苦労したりします。
これらを子供たちは総称して「ひっつき虫」なんて呼んだりします。
イノコヅチ、オナモミ、ヌスビトハギ、センダングサなんかが代表的ですが、今回はその中の三つをご紹介。
実が充実して「ひっつき虫」になるのはまだ先です。もう一回分のネタはいただき(笑)。

写真は2012年9月15日に横浜市栄区で撮影しました。


ヒナタイノコヅチ(Achyranthes fauriei)日向を好むイノコヅチで花穂が密集して付きます。



ヒカゲイノコヅチ(Achyranthes japonica)日陰を好むイノコヅチで、ひょろりとした花穂がヒナタイノコヅチと違います。



オナモミ(Xanthium strumarium)これも代表的なひっつき虫で、1.5センチくらいの大きな実を、友達の服めがけて投げて遊んだものです。

2012年9月16日日曜日

昆虫たちにも秋の気配

ケヤキの枯葉とヒメアカタテハ

ヒメアカタテハは秋に個体数を増やす蝶で、幼虫はヨモギやゴボウなどのキク科植物を食草とします。

9月に入ってからは、樹上で帰化昆虫のアオマツムシが鳴き出してやかましいほど。セミも少なくなったし、確実に秋になってきていますね。

2012年9月9日に横浜市栄区で撮影しました。


路上でひなたぼっこ

2012年9月15日土曜日

身元不明…誰かお知恵を!

今回の植物は、名前がわかりません…
以前は見なかった植物なので、帰化植物ではないかと…

草丈は30センチくらい。花は薄紫色で直径4センチくらいです。葉っぱの感じなんかをみるとナス科ではないかと思うのですが…

ご存知の方は教えてくださいませ!

2012年9月9日に横浜市栄区で撮影しました。


草丈30~40センチくらい



花が終わるとこんな感じ



なかなかきれいな花です

2012年9月13日木曜日

コスモスだけど、そうじゃない… キバナコスモス

丈夫で法面などの保護植栽にも利用されたりするキバナコスモス

Cosmos salphureus

コスモスの名を冠してはいますが、我々が思い浮かべるピンク色のコスモス(秋桜)とは同属別種です。
代表的な品種にブライト ライトや、矮性のロードシリーズなんかがあります。こいつはとにかく丈夫で、種からでも作りやすいので家庭園芸にも最適ですね。

2012年9月9日に横浜市栄区で撮影しました。


法面に植栽されています



最盛期は少し過ぎているかな?



くっきりした色の花です