2018年8月30日木曜日

8月26日 イラクサ科カラムシ属の仲間

アカソ、コアカソ、クサコアカソ、カラムシ、ヤブマオ、メヤブマオ、ラセイタソウなどがイラクサ科カラムシ属の仲間たちです。

それぞれに個体間差が大きく、さらに交雑も行うらしく、種の同定は非常に困難なようです。

この仲間は、食用になるもの、繊維になるもの、染料になるものなどいろいろと役立つものが多いのですが、普通に見かけると大柄な雑草としか思えません(笑)

今回の植物はアカソっぽくもありませすが、なんとも自信はありません(笑)






2018年8月28日火曜日

8月26日 赤・白・黄のミズヒキたち

さてさて、装いも新たに…という訳にはいかず、装いは今まで通り、気持ちだけ新たにして2,001回目を始めましょう(笑)

ミズヒキとギンミズヒキはタデ科イヌタデ属の多年草、キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の多年草です。
一つ一つの花の形は全く異なるのですが、花穂全体が長く伸びるので、いずれも「水引」と名付けられたようです。ちなみに「水引」とは、祝儀袋などにかける帯紐のことです。たしかに、白・銀・銀・赤がありますね。

ミズヒキとギンミズヒキは開花のきちんとした写真が無かったので、マクロレンズでストロボ使って撮りました。
キンミズヒキは全然違う撮り方してしまいましたが(笑)


ミズヒキ



ギンミズヒキ



ミズヒキをわざとピンボケで。わざとですよ(笑)



キンミズヒキ

2018年8月26日日曜日

8月19日 ノウゼンカズラ 2,000回ありがとうございます!

2011年の7月13日に始まったこのブログ。
皆様のおかげで今回で2,000回を迎えることができました。

初回、1,000回、2,000回と節目の回は、不思議に全てノウゼンカズラです。
節目がいつも夏なのですね。

2011年は東日本大震災で多くの方が被害にあわれた年です。夏になっても漂う不安な気持ちの中で始まった植物歳時記。その後も、地震や台風、大雨、大雪など数々の自然災害がこの日本列島を襲いました。

また、社会状況も大きく変わりました。経済は見かけ上は上向き、就職率は過去最高を記録。元号も間もなく平成から次の名前に変わります。

そんな時代背景の中、動植物たちの営みは粛々と続いています。私は時代の変化についていけず、変わることができずにいます。変われないことにも何かしらの価値があることを信じて、これからもゆっくりとこのブログを続けたいと思います。

今後は、昆虫や気象などももっと取り上げたいと思いますので、今まで通りご覧いただければ幸いです。

2018年8月19日 平成最後の年に、夏と秋の狭間で。










2018年8月25日土曜日

8月18日 シロバナカラタネオガタマ?

自宅そばのお宅の生け垣に使われていました。
直径4センチくらいの白い花はバナナのような素晴らしい甘い香りを漂わせていました。
カラタネオガタマと少々雰囲気が異なりますが、この香りからするとシロバナカラタネオガタマではないかと思います。
本来の花期はもう少し早いような気もするのですが…。






2018年8月23日木曜日

8月18日 ザクロ

ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木です。
原産地は、北アフリカ説、南ヨーロッパ説、トルコからインド説など諸説あり、はっきりしていないようです。

ザクロの実ははじけると中のルビー色の種衣(種を覆う可食部分)が見えて、少々グロテスクとも言えます。「頭をザクロの様にかち割ってやるぜ!」なんてセリフがあるくらいです(笑)

グレナデンシロップは綺麗なルビー色ですし、実を焼酎につけても美しい果実酒ができます。






2018年8月21日火曜日

8月18日 イチジク

クワ科イチジク属の落葉高木でアラビア原産です。

ドライフルーツや生食で利用される果実は、原産地ではイチジクコバチによる受粉がないと肥大しませんが、日本では受粉しなくても果実が肥大する「単為結果性」の品種が主に使われています。

日本には江戸時代から栽培があるようで、江戸時代に渡来した品種は葉が三裂し、明治時代以降に渡来した品種は五裂するので見分けがつくようです。






2018年8月19日日曜日

8月14日 サルスベリ

中国南部原産のミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。

真夏の暑い時期に、比較的長期間花を咲かせてくれる貴重な花木のひとつです。そのため、「百日紅」と書いてサルスベリと読ませます。園芸的に改良が進んでおり、様々な花色があり、花壇の植栽などにも使える矮性品種も作出されています。

木が成長すると、樹皮が剥がれ落ち、赤褐色のツルツルした感じになるので「猿も滑って落ちる」からサルスベリの名が…。サルは簡単に上ると思うので侮辱ですね(笑)

通常は毎年同じ場所で強剪定をかけて、剪定瘤から出る新梢に花をつけさせることが多いのですが、自然樹形はボリュームがあり見事です。
今回のお庭に植えてあるサルスベリは自然樹形と思われます。










2018年8月18日土曜日

8月12日 ハマボウ

アオイ科フヨウ属の落葉低木で日本原産。西日本より南の海岸沿いに自生が見られます。
アオイ科フヨウ属なのでハイビスカスに近い仲間で、学名も Hibiscus hamabo (ヒビスクス・ハマボウ)とそのままです(笑)。花はオクラにそっくりです。

この株は、三浦海岸の国道沿いにある株で、サイクリングの際に見かけて気になっていたのですが、ようやく写真を撮ることができました。公園沿いに人為的に植栽されたもののようですね。








2018年8月16日木曜日

8月11日 クサギの花

シソ科クサギ属の落葉小高木です。
日本、朝鮮半島、中国に自生があります。

クサギは「臭木」で、葉をちぎったりすると異臭を感じます。ただし、この匂いは私は決して嫌いではなく、早朝の豆腐屋さんの「おから」の香りに似ていると思います。

葉の匂いには賛否両論ありますが、花は誰でもが「良い香り」と感じる甘い香りを放ちます。大型のアゲハ類やスズメ蛾が好んで訪れるので、昆虫好きにも嬉しい花です。




2018年8月15日水曜日

8月11日 ガマ

ガマ科ガマ属の多年草です。

沼や河原、休耕田などの水辺に生育します。水の中から茎を伸ばし、葉は空気中に出ていて、このような生育形態の植物を「抽水植物」と呼びます。

ガマの穂はいわゆる「花穂」で、ソーセージ状の部分が雌花、てっぺんから突き出た棒状の部分に雄花がつきます。

一時期、全く見かけなかった気がしますが、最近ではあちらこちらで目にするようになりました。




2018年8月14日火曜日

8月11日~14日 タマアジサイ

少し前にタマアジサイのことを書いたら、様々な方から、いろいろな反応をいただきました。自分が住んでいる地域では当たり前の花でも、住んでいるところが違う方にとっては珍しい花なのだと、改めて思いました。このブログも、たまには人様の役に立っているのかもしれませんね。

タマアジサイは、酷暑のお盆休みでも元気で咲いています。


8月11日



8月11日



8月12日



8月14日

2018年8月11日土曜日

8月5日 山下公園にて 2

前回に引き続き山下公園です。

ここにはかなりの規模のバラ園があり、春秋の開花シーズンには見ごたえのある花が楽しめます。
この酷暑では、全く咲いていないのかと思えば、小輪房咲の品種が意外に開花を続けていて結構楽しめました。








2018年8月9日木曜日

8月5日 山下公園にて 1

横浜の象徴のひとつともいえる山下公園。この時期の昼間はさすがに暑すぎて人影もまばらです。
そんな中でも花壇や芝生、バラ園などはそれなりに美しい風情を漂わせており、暑さの中でも管理次第でこれだけの景観が維持できるということが再認識できます。






2018年8月7日火曜日

8月5日 不定芽

樹木の幹や根元の、本来の芽がなさそうな場所から出てくる芽を不定芽と呼びます。
落葉広葉樹や常緑広葉樹などの多くの樹種が不定芽をもち、過度の剪定や、生育条件の悪化などがあると萌芽します。

身近な樹木では、イチョウやクスノキなどは不定芽が活発に活動するタイプです。また、この性質を生かして、薪炭林のクヌギやコナラでは、幹を根元から切る台切りや、2m位の高さで切る台場切りで不定芽を萌芽させて、連続的に炭として利用する「萌芽更新」が行われます。


2018年8月4日土曜日

7月29日 コナラのドングリ

コナラは、関東では薪炭林として二次植栽されることの多かった、ブナ科コナラ属の落葉樹です。この時期は秋に向けて、若いドングリが育っている最中です。

いわゆる「ドングリ」はブナ科の樹木がつけるのですが、ドングリのできかたからは大雑把に3種類に分けられます。

①1年成ドングリ→春に開花して、その年の秋にドングリを落とすタイプ
クリ、コナラ、カシワ、ミズナラ、ブナ、シラカシ、アラカシなど

②2年成ドングリ→春に開花して、次の年の秋にドングリを落とすタイプ
ウバメガシ、スダジイ、ツブラジイ、アカガシ、マテバシイ、クヌギ、アベマキなど

③秋咲ドングリ→秋に開花して、次の年の秋にドングリを落とすタイプ
シリブカガシ

樹種によってドングリと殻斗(帽子)には個性があり、ドングリだけでもほぼ正確に樹種を当てることができます。





2018年8月2日木曜日

7月29日 イヌビワ

クワ科イチジク属の落葉小高木
Webなどで見ると、関西以西に自生と書いてありますが、栄区の山では普通に見られます。イヌビワではないのでしょうか?
私にはイヌビワにしか見えないのですが…。