2012年3月31日土曜日

やっつけウィーク その3 門かぶりの…

以前書いたように、植物の出すエチレンの特性を利用して一本の枝を長く伸ばして仕立て、門の上を横断させるようにしたのが、「門かぶりの松」です。マツだけではなくて、イヌマキなんかでも行われる手法です。
写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮りました。


門かぶりのマツ



これはお見事!門かぶりのイヌマキ(笑)

2012年3月29日木曜日

やっつけウィーク その2 シダ

以前フユワラビで書きましたが、シダは苦手です。
コケと一緒で、生活環は高等植物とはえらく異なります。

ワラビ、コゴミ(クサソテツ)、ゼンマイなど、食べられる奴も結構ありますね。

写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮りました。



2012年3月27日火曜日

桜咲く! サクラ2

久しぶりのアップです。
リハビリを(笑)

比較的早咲きのオカメザクラです。ウメほどではないけれど、やっぱり二週間は遅いなぁ…
横浜市都筑区で2012年3月27日に撮影しました。


こんなサクラです(笑)



花が先に咲くタイプ



濃いピンク色です



下を向いて咲きます

やっつけウィーク開幕 コケ

基本的には写真撮ってから一週間以内にアップするこのブログ。
しか~し、今週は、24日25日が本職のフラワー&ガーデンショウで、写真が撮れなかったため、18日に撮った写真をサラッとアップ。この時期、できるだけ変化のない植物でお茶を濁します。許してくだされ~

コケは、葉緑素はありますが、根は仮根で養分は吸収せず、種子を持たない生活環など、高等植物とはずいぶん違います。
屋上緑化によく使うコケは、エゾスナゴケで、これは乾燥しても死なないで休眠するタイプです。

写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮りました。



2012年3月25日日曜日

ミズキの仲間ではありません  トサミズキ

ミズキじゃないのにトサミズキ
Corylopsis spicata

マンサク科トサミズキ属の落葉低木です。
ミズキとは葉っぱが似ていて、名前の通り高知県が原産地なのでトサミズキというようです。

なんだか、高知県の蛇紋岩組成の土地に生えているらしいです。蛇紋岩というのは超塩基性岩の一種で、岩手県の早池峰山なども蛇紋岩で有名です。早池峰山の場合はハヤチネウスユキソウのような固有の植物があることで知られており、トサミズキの自生地にも、もしかしたら変わった植物があるかもしれませんね。
写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。


こいつもガサッとした樹形…



咲きかけです



しばらく写真が撮れないかもしれないので、とりあえずアップしておきます。満開の時に写真が取れたら再アップしますね。

再登場  ボケ

前回のはクサボケと思しきものでしたが、今回は背の高さからみて通常のボケです。
Chaenomeles speciosa
なんだか、ボケって書くと印象悪いなぁ…(笑)

ボケもいろいろな花色があるのですが、今回のはやさしいピンク色です。次回紹介するトサミズキと隣り合って生えてました。

写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。


なんだかガサッとした樹形ですね(笑)



後ろの黄緑はトサミズキ



綺麗なピンクでしょう!



咲ききると、少しだけ色が淡くなります

2012年3月24日土曜日

クリスマスじゃないけれど…  クリスマスローズ

数年前から流行っているらしく、鉢植えでも露地植えでもあちこちで見かける渋い花
クリスマスローズ(Helleborus sp.)
キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。

東ヨーロッパから、バルカン半島、トルコなどが原産地です。現地では落葉広葉樹林の下に生えることが多いようで、日本でもそのような場所に植えてやると良く育ちます。
さて、クリスマスローズといっても、クリスマス頃に咲くのはニゲル(Helleborus niger)というタイプで、あとは春に咲くようです。今回アップしたのは、ニゲル以外のタイプということになるでしょうか?

近年育種が進み、実に色々なタイプがあります。今回は家の周辺で見かけたものですが、それでもこんなにありましたよ。
写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。





















2012年3月23日金曜日

少し咲いたよ  ジンチョウゲ

これも例年より一か月は開花が遅いです。ジンチョウゲ
Daphne odora Thunb.(1784)

中国原産で、雌雄異株なのですが、日本にあるのはほとんどが雄株だそうです。どうしてなんでしょう?
こいつは、早春の花木の中でもひときわ香りが良いので、咲くのが楽しみなのです。不思議と昼よりも夜の方が強く香るような気がします。

2012年3月18日に横浜市栄区で撮影しました。


ぼちぼち咲いてます



二分咲きかな?



この株はまだ咲いていません



こんな感じの蕾



この株は五分咲き

ミモザじゃないけど…  ギンヨウアカシア

優しい感じの銀色がかった葉に、黄色の花を枝一杯につけて印象的なギンヨウアカシア
Acasia baileyana

オーストラリア原産のアカシアの仲間です。こいつの事はミモザといったり、ミモザアカシアといったりしますが、植物学的にはミモザというのは「オジギソウ」のことです。

ミモザサラダという、ゆで卵の黄身をつぶしたものをトッピングしたサラダがありますが、ギンヨウアカシアのイメージはまさにそんな感じです。とにかく黄色がものすごく綺麗。

高校の頃、サイクリング部の春合宿で房総に行ったのですが、その時に咲いていた黄色い花がものすごく印象に残っていて、いま考えてみるとあれはギンヨウアカシアだったと思うのです。

親戚筋に、フサアカシア(Acasia dealbata)というのがあって、良く似ているらしいのですが、今回のはきっとギンヨウアカシアです。そうに違いありません。信じてます(笑)。

写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。 まだ、蕾なのですが二週間ほど写真が撮れないかもしれないので、とりあえずアップしておきます。チャンスがあったら満開のころに、もう一度アップしますね。


天気が悪い…



まだ蕾です…



咲いたら凄いよ!

2012年3月22日木曜日

桜咲く! サクラ 1

サクラが咲きましたよ!まだ、ウメも咲ききっていないのに(笑)
サクラは見分けが難しいのでひとくくりにして Prunus sp. ということでご勘弁を(笑)

今回のはウメの隣に咲いていました。ウメもまだ五分咲き位です。
サクラの種類は調べたけれどちっともわかりません(泣)

ウメに続いて、しばらくは桜を追いかけてみます!

さて、くだらない話をひとつ…
私が大学を受験したころは、遠隔地の地方大学を受けた場合、電報で合否を受け取るのが一般的でした。合格電報としては「サクラサク!」(桜咲く)が有名ですね。
一浪して私が受験したのは信州大学。合格電報は「コマクササイタ」(コマクサ咲いた)。私の手元に届いた電報は「イナジノハルトオシ」(伊那路の春遠し)。目出度く二浪が決定したのでした…。
ちなみに、コマクサはケマンソウ科コマクサ属の高山植物で、信州の高山にも生えています。トホホ…
写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。


品種は不明です(泣)。ウメは枝に直接花が付きますが、サクラはご覧のように長い花柄がありますのでウメとは見分けがつきます

梅は咲いたか? ウメ百態 6

まったく今年は開花が遅くて困ります。
最初は二週間遅れかと思いましたが、四週間遅れに訂正します(笑)。何しろ、早咲きの桜が咲き始めたのに、まだ満開になっていないのですから!観測史上最も遅いというのも本当かもしれません!

さて、痺れを切らしたので、今回は写真中心に一挙掲載です(笑)。

写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。


優しい感じの、八重咲のピンク



深紅に近い八重咲



青軸一重が手前にあって、奥でピンク八重が咲いています



枝垂れのピンク



もともと枝垂れる性質がありますが、上むきに生じる枝もあり、これは剪定します。

2012年3月21日水曜日

どんな字なんだい? アセビ

サンシュユと同じく、和名からではちっとも名前の由来がわからないアセビ
Pieris japonica

漢字で書くと「馬酔木」となります。グラヤノトキシンという有毒成分を含み、馬が食べると苦しんで酔ったようになるから「馬酔木」と書くそうです。
しかし、大学時代畜産を学んだ私としては、「馬や牛はそんなものを食べるほどお馬鹿さんではない!」と彼らを弁護しておきます(笑)。その証拠に、奈良公園の鹿たちは、公園のアセビを食べないため、奈良公園はアセビばっかり生えています。

今回、は白とピンクのがありましたが、白いのが一般的です。
写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。


大きくなると4m位になるようです



バックが図鑑の写真の様だ…



これも図鑑みたい(笑)



標準のタイプです

どんな字なんだい? サンシュユ

標準的には、植物和名はカタカナで表記するのがお約束なので、このブログでもそのようにしているのですが…
カタカナで書かれると、どんな語源なんだかちっともわからない植物もあります。

サンシュユ(Cornus offinalis Sieb.et Zucc.)もその一つでしょう。中国や朝鮮半島原産のミズキ科の植物です。早春に咲く黄色い花はとても綺麗で目をひくのですが…

舌をかみそうなこの名前は山茱萸(やまぐみ)を音読みしたもののようです。秋に熟すグミのような実は苦くて食用には向かないようですが、漢方薬として利用されるとのことです。


写真は2012年3月18日に横浜市栄区で撮影したものです。



天気が悪くて残念



葉が出る前に花が咲きます



目をひく黄色ですね



幹の感じも味があります