2016年6月30日木曜日

6月27日 野菜の花

皆さんは野菜の花を見たことがありますか?
「野菜は八百屋さんと台所で見るだけ…」という方も多いのでは?

野菜の花は、花を楽しむために品種改良はされていませんが、素顔が綺麗な女性の様な清々しさがあって素敵なものです。

野菜の花を眺めることは家庭菜園の楽しみの一つです。


ミニトマト



ナス



キュウリ



トウガラシ



おまけ・バラ「ガーデン オブ ローゼズ」


2016年6月28日火曜日

6月27日 ベランダ園芸現況

土日も仕事が多くなり、投稿が1週間ほどお留守になってしまいました。
また、ボチボチとアップしてまいります。

さて、こんな時は肩慣らしにベランダを取材(笑)
今週はベランダウイークです。

夏野菜が色々と収穫始まりました。今年はナス、キュウリ、ミニトマト、トウガラシ。

収穫が始まったばかりなので、これから、少なくとも7月から8月にかけて、我が家の食卓を賑わしてくれると思います。


キュウリ「夏バテ知らず」



「スナックとうがらし」



ナス「夏豊作」



ミニトマト「とってもアイコ」

2016年6月19日日曜日

6月12日 南足柄市で出会った植物

食べられませんよ…。有毒ですよ…。

ヨウシュヤマゴボウ
Phytolacca americana
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草
原産地:北アメリカ
別名:ポークウィード、インクベリーなど

漬物で食べる「ヤマゴボウ」はモリアザミの根っこが原材料で、全く違うものです。当種は全草有毒なので、絶対に口にしないように…
といっても、これがヨウシュヤマゴボウと言う名前だと知る人は普通はいないだろうし、名前を知っている人は、これが漬物のヤマゴボウと違うことは知っていると思うので心配はないかな…。

晩夏から秋にかけて熟す紫色の実は結構きれいです。今回初めてよくよく花を見たのですが、とても可愛いじゃないですか!見直したよ!








2016年6月18日土曜日

6月12日 南足柄市で出会った植物

掃き溜めに鶴ならぬ…

ハキダメギク
Galinsoga quadriradiata
キク科コゴメギク属の一年草
原産地:熱帯アメリカ

著名な植物学者の牧野富太郎博士が世田谷の掃き溜めで発見したから「掃き溜め菊」
いくらなんでも、もう少しましな名前はなかったのでしょうか?(笑)

ちっぽけな花ですが、近づいてみると、一つの花に見えるのは、多数の花が集まったキク科特有の頭状花であることが判ります。白い舌状花の形もなかなか複雑で、もう少し可愛らしい名前を考えてあげたくなります。




2016年6月17日金曜日

6月12日 南足柄市で出会った植物

西洋種が植栽で多用されます。

キヅタ
Hedera rhombea
ウコギ科キヅタ属の常緑つる性木本
原産地:日本含む東アジア
別名:フユヅタなど

キヅタというより「ヘデラ」といった方が通りが良いかもしれません。植栽で使われる仲間では、ヘデラ・ヘリックスや、ヘデラ・カナリエンシスなどが有名ですね。

この場所は山の中なので、在来のキヅタではないかと思います。切り株に這い上る姿が可愛らしく、写真におさめてみました。







2016年6月16日木曜日

6月12日 南足柄市で出会った植物

梅林の中に伐採された樹がころがっていました。
恐らくクワの樹だと思います。

樹の幹の部分で生きて成長しているのは、樹皮のすぐ下の形成層という部分です。じつは中心部分はすでに死んでいて、樹を支える骨の役割しかしていません。よく、大木の根元がうろになっているのを見ますが、それでも死なないのは中心部はすでに死んでいるからなのです。
「お前はもう…死んでいる!」ってやつですね(笑)

中心部にはフェノールが蓄積されて色が濃くなることもあります。この丸太の断面でもはっきりと判りますね。
この丸太は中心部にはカミキリムシの食害痕らしきものがありますね。切り口の感じからすると、伐採される前に食害されたものだと思います。クワはキスジカミキリが良く食害しますので。



2016年6月15日水曜日

6月12日 南足柄市のウメの実

実をとるためのウメは豊後系といわれるものが多く、ごく近縁のアンズとの交配種も多いようです。
小梅と比べると実が大きく、熟すと良い香りを漂わせます。

さて、サクラの花には長い花柄があり、ウメにはごく短い花柄しかありません。そのせいで、枝にめり込んだように実が付くことも多いですね。

未熟な梅には青酸配糖体が含まれており、生食すると有毒なので要注意です。もちろん、この毒性は完熟、塩蔵、アルコール漬け込みなどで失われますので、梅干しや梅酒に警戒心を抱かなくても大丈夫です!












2016年6月13日月曜日

6月12日 南足柄市で出会った昆虫

12日は南足柄市の山にある梅林にウメ採りに行ってきました。
梅雨にもかかわらずお天気に恵まれ、ウメ採りの後に開催されたBBQともども大変に楽しい一日でした。

今週は、梅林で出会った昆虫と植物の話題です。

初回は昆虫…

カノコガは昼行性の蛾で、朝夕の気温が低い時間帯や、日陰をフラフラと飛び回ります。なんだか、蛾には見えないけれどれっきとした蛾です(笑)

カメムシは多くが植物の汁を吸う吸汁性昆虫ですが、サシガメの仲間は昆虫などの体液を吸う肉食系(笑)
うかつに捕まえると、刺されて痛い思いをするので要注意です。今回のサシガメは、ダンディーな模様のシマサシガメだと思います。


カノコガ



シマサシガメ


2016年6月12日日曜日

6月5日 あじさい・アジサイ・紫陽花

連続4回の最終回はセイヨウノリノキのアナベル、ピンクアナベルとカシワバアジサイの写真で。
タマアジサイは近くの山に沢山あるのですが、まだ開花していないので7月過ぎたらアップしたいと思います。















2016年6月11日土曜日

6月5日 アジサイ・あじさい・紫陽花

アジサイの花で、いかにも花びらの様に見える部分は、じつは萼です。
ガクアジサイの咲き方を残した園芸品種をみると判りますが、周辺部の花びら(萼片)が発達した「装飾花」が中央部の雌蕊と雄蕊をもつ「両性花」を取り囲んでいます。
本来の生殖器官としての花の役割は「両性花」が担っています。

セイヨウアジサイなどは装飾花だけの品種が多く、ガクアジサイタイプは装飾花と両性花をもち、中には両性花だけの変わり種品種もあるようです。

前回と前々回は装飾花だけのタイプの写真でしたが、今回は装飾花と両性花をもつガクアジサイタイプの写真です。




























2016年6月10日金曜日

6月5日 アジサイ・あじさい・紫陽花

アジサイは土壌によって色が変わると言いますが、半分正解です。

土壌が酸性だとアルミニウムがイオン化してアジサイに吸われ、花にある色素のアントシアニンと結合して青色になります。土壌がアルカリだとアルミニウムはイオン化せず、アジサイが吸収できないため花の色は赤系になります。

ただし、品種によっては土壌酸度に花色が影響されないものもあるので、半分正解ということです。

剪定については、通常のアジサイ(セイヨウアジサイ)やカシワバアジサイは遅くとも7月中に行います。そうしないと花芽を切り落としてしまい、翌年の開花が見込めません。
アメリカノリノキ(アナベル)は翌年の新梢に花芽が付くので、年内の剪定ならいつでもOKです。タマアジサイも新梢咲きの様ですから、年内剪定で大丈夫だと思います。

今回も通常タイプのアジサイの写真です。