2016年3月30日水曜日

3月19日 アラゲキクラゲ

先日、種類が覚えられないコケやシダについての話題をアップしました。
今回はキノコです。キノコに至っては、植物でさえなく、簡単に言うとカビの仲間です。子嚢菌や担子菌に属するものが多く、普段見かける「キノコ」はカビの花です…

生きている樹にとりつくものや、枯れた木に生育するもの、動物や昆虫に寄生したり、植物と共生したりと実に様々なタイプがありますが、葉緑素は持たないため、全てのキノコは従属栄養生物ですね。

3月19日の雨上がりの散歩道で、枯れ木に生育するアラゲキクラゲを見つけました。上側に細かい毛が生えているため白く見えます。キクラゲと同様に食べることが出来ます。中華街などで売っている「裏白木耳」がコイツだと思います。本当は表が白いのですがね(笑)






2016年3月28日月曜日

3月28日 ベランダ園芸現況

26日、27日の出張から帰ってくると…
ベランダのチューリップが開花していました。
この時期の植物、は2日も目を離すとあっという間にステージが進んで、写真を撮り逃すので焦ります(笑)
今週末は、必ずソメイヨシノの散り際を押えないと…

チューリップはベランダに置いておくと、もったいないので切り花にしました。




3月19日 ベランダ園芸現況

我家のベランダはパンジーが花盛りです。
ダブルデッカーで仕込んでおいたチューリップも色づき始めて、これからが楽しみです。










2016年3月26日土曜日

3月19日 木の芽時 2016

3月末から4月中旬にかけて、様々な樹木が萌芽します。いわゆる木の芽時ですね。
葉が展開してしまうと荒っぽい感じの樹木(笑)でも、萌芽は瑞々しくて生命感にあふれ、とても可愛いものです。中には同時に開花するものもあります。

樹木は街中でも、そこらじゅうにあるので、気をつけていればいつでも観察できるのも良いですね。

皆さんも是非、「萌芽ウォッチング」を!


サンショウ(花芽もついてます)



変な写真ですが…アジサイ



アキグミ



ツバキ



2016年3月25日金曜日

3月19日 ミツバアケビ

9月頃に甘い果実が実ります。

ミツバアケビ
Akebia trifoliata
アケビ科アケビ属のつる性木本
原産地:日本、中国

最近は品種改良されたものの果実が八百屋さんの店頭に並んだりします。子供の頃は、雑木林でこの果実をとって食べたものです。甘くて美味しいけれど、種子が沢山あって食べるところは少ないのが玉に傷でした(笑)

雌雄同株/雌雄異花で、萌芽と同時に開花します。先端が雄花で、根元の花弁がはっきりしているのが雌花です。クリスマスローズやザゼンソウにも似た渋い紫色で、良く見れば美しい花です。

学名が「アケビア」なんですね…








2016年3月23日水曜日

3月19日 ハクモクレン

この時期に大きな白い花を咲かせてとても目立ちます。


ハクモクレン
Magnolia heptapeta
モクレン科モクレン属の落葉高木
原産地:中国南西部

白い花はハクモクレンで、紫色の花がモクレンですのでお間違えなきよう(笑)
似た花にコブシやシデコブシがあります。
コブシは花が二回りほど小さくて、花弁が6枚。そして、花の向く方向がバラバラです。
シデコブシは花の咲き方はコブシに似ていますが、花弁が多数あって、白から濃い桃色まで色幅があります。
対して、ハクモクレンは花が上を向いて咲いていて、花弁が9枚(このうちの3枚は実は萼片ですが…)。モクレンはハクモクレンに咲き方が似ていて、花が紫色です。

また、蕾の先が必ず北方向を向くらしく、コンパスフラワーと言われるとか…。さらに恐竜と同時代の化石が見つかっているそうで、最古の花木説もあるようです。

いろいろと話題が多い花ですね。






2016年3月22日火曜日

3月19日 カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

いかにも春らしい花を咲かせます。

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
Vicia sativa
マメ科ソラマメ属の越年草
原産地:地中海沿岸

小さな道端のマメ科雑草ですが、れっきとしたソラマメの仲間です。麦が栽培作物として成立したころには、同様にカラスノエンドウも食用として栽培されていたそうです。新芽や若い鞘は天麩羅や炒め物などにすると美味しいそうです。でも、ワンちゃんがオシッコしそうな道端に生えているので、どうも食欲がわきません。

花は、小さいながらも美しいマメ科特有の花で、写真に撮るのは楽しい植物です。でも、やはり道端でしゃがみこんだり、這いつくばったりしてカメラを構えるので、盗撮の嫌疑をかけられないように注意が必要です(笑)














2016年3月21日月曜日

3月19日 コケ色々

高等植物ではない植物はどうも種類が覚えられません。コケやシダ、藻類など、葉緑素がありながらも胞子なんかで生殖するような奴らです…。だいたいからして、図鑑さえも持っていません(笑)

まあ、種類は覚えられないのですが、どれも独特の形態を持っていて、マクロレンズなどを利用して写真を撮るのは楽しいものです。

今回は、コケの類です。自宅そばの日陰の石垣と階段で撮影しました。多くの種類は湿った日陰っぽいところが好きなのですが、スナゴケの仲間などは、一定の陽射しがあって、あまり過湿ではないところの方が良く育ちます。
















2016年3月20日日曜日

3月19日 サクラの季節 2016 ヨコハマヒザクラ

栄区では3月19日は開花初めでした。

ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)
ヤマザクラ(山桜)のケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)とカンヒザクラ(寒緋桜)の交配種で、その名前の通り、横浜市で生まれたサクラです。

開花はソメイヨシノより1週間ほど早い感じです。早咲き濃色品種の例にもれず、カンヒザクラの血が入っていますね。開花時には葉は展開していません。

非常に濃いピンク色で、花付も良く樹勢も強すぎない感じがするので、街路樹などにもっと利用されても良い品種だと思います。














この写真のみ、同日のソメイヨシノ。 色が淡いですね


3月12日 アスファルトを突き破れ!

たかが雑草、されど雑草!
道路の側溝沿いのアスファルトを突き破って、ドクダミが萌芽していました。本当に植物たちの逞しさには驚かされます。生きていると辛いことも多いのですが、ドクダミを見習って逞しく生きましょう!


2016年3月19日土曜日

3月12日 ムスカリ

代表的な春咲球根植物のひとつです。

ムスカリ
Muscari spp.
キジカクシ科ムスカリ属の球根植物
原産地:南西アジア、地球海沿岸
別名:ブドウヒアシンスなど

いくつかの種が園芸用に使われているようです。学名のムスカリはムスク(麝香)からきています。由来の通り良い香りのものが多いですね。色も青、ピンク、白と様々で、植えっぱなしでも毎年開花してくれる品種も多く、花壇材として重宝な植物です。
今回の株もおそらく植えっぱなしにされているもので、枯れた雑草の中で野草的風情を漂わせていました。





2016年3月18日金曜日

3月12日 ヒサカキ

神様の木に非ず?

ヒサカキ
Eurya japonica
モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木
原産地:日本(本州以西)
別名:ビシャコ、ビシャ、ヘンダラ、ササキなど

神棚にお供えする木としてサカキ(榊)が有名ですが、関東以北では榊の代わりにヒサカキをお供えすることもあるようです。そんなわけで、「榊に非ず」→「非榊」→「ヒサカキ」となったとか…。なんだかこじつけ臭く、「姫榊」がなまったという方が正しいような気がします。
枝に少々不気味なほど沢山の花を咲かせますが、その匂いも「ガス臭」とか「たくあん臭」とかあまり好意的でない言われ様です…。今回は、鼻を近づけてクンクンやってみましたが、ひどい匂いとは思いませんでしたよ。








2016年3月17日木曜日

3月12日 コハコベ

春の七草です。前回に続いて食べられる野草です。

コハコベ
Stellaria media
ナデシコ科ハコベ属の越年草
原産地:北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中に広く分布
別名:ハコベラなど

通常ハコベとは当種の事を指すようです。食べられはしますが、ちっとも美味しくない気が…(笑)

漫然と眺めていると、小さな雑草ですが、花をクローズアップすると意外な美しさがあります。特徴的なのは花弁で、10枚に見えますが、実は深裂する五枚花弁です。虫メガネで見たり、写真でクローズアップすることは植物を眺める楽しみのひとつなので、是非とも試してみてください。






2016年3月16日水曜日

3月12日 春の味覚

この時期は食べられる野草たちも芽を出します。
自宅そばでも、さまざまな春の味覚が楽しめます。

ざっと挙げても、フキノトウ、ノビル、カンゾウ、ユキノシタ、アシタバ、ツクシ、ヨモギ、ニワトコなど、かなりの数です。

今回は、アシタバ、ヨモギ、遅めのフキノトウをアップします。




以上3枚はアシタバです。伊豆七島の名産ですが三浦半島から横浜辺りまで自生が広がっています。葉っぱを摘んでも明日には葉が出るから「明日葉」(アシタバ)となったとか。若芽を天麩羅にすると、独特の香りが最高!



以上2枚はヨモギです。言わずと知れた草餅の材料ですね。葉に生えている毛をまとめたものがお灸に使うモグサです。



以上2枚はフキノトウです。この株は、かなり遅めの萌芽です。日当たりのせいかな…。天麩羅やフキ味噌が有名ですね。