2014年5月6日火曜日

里山と植物

薪炭林などとして、人が手を入れることで成立してきた里山。
言ってみれば、谷戸田などと同様、日本の原風景の一つと言えるかもしれません。
雑木を維持するために、人々が笹などを刈り払い林床の管理を行い、また、一定の間隔で雑木の伐採が行われ、萌芽更新などで新しい林を育ててゆく。
このような、ある程度管理された明るい林床には、そこに適した植物が育ちます。
里山の管理が行われずに、荒れてゆくと、彼らもその姿を消してしまいます。
キンラン、ギンラン、イチヤクソウ、シュンラン、ホウチャクソウ、ナルコユリなど…
日本人の営みと歩んできた彼らを、これからも見たいものです。

写真は2014年5月5日に横浜市栄区で撮りました。


ギンラン 10年以上お目にかかりませんでした…



マムシグサ 近縁のウラシマソウより、やや乾燥したところが好きなような気がします。



綺麗ですが毒草です。


2 件のコメント:

  1. 自然もある程度、人間の手が入らないと、保てないんですね。

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    1. 植物にも様々な生き方がありますね。原生林でしか生きられない物。里山が大好きなもの。都市部を好むもの。人も一緒です。

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