2015年1月25日日曜日

1月24日 低温障害のこと

 1月24日に散歩していると、キダチアロエの花を見かけました。近づいてみると、葉が低温障害(凍害?)を起しています。
 キダチアロエはアロエの仲間としては低温耐性が強く、横浜市栄区ではあまり低温障害を起こさないという認識だったのですが…。ご近所様からも「今年は、花月(金のなる木)が、寒さでやられてがっかり…」などの話を聞いています。
 気になったので、帰ってから横浜の旬別日平均気温を調べてみました。1月は上中旬だけですが、例年に比べて特に気温が低いとか、変動が大きいということはありませんでした。そこで12月を調べてみると、以下の通りでした。

      上旬  中旬  下旬
2014年  8.8  6.7   6.9
2013年  10.3   7.9    6.5
2012年  8.0  7.8   5.9
2011年  8.9  8.1   5.6

 2014年12月で特徴的なのは、中旬が非常に寒く、しかも上旬との気温差が激しいこと。2013年も上中旬の気温差は激しいのですが、絶対的な気温は低くありませんね。
 植物は、気温が下がると、細胞内の糖質の濃度を高めたりして、低温に備えます。しかし、温度の低下が急すぎると、この作用が追いつかずに、低温障害を受けることがあります。もちろん、温度だけではなくて、水分や日射量、風の強さなども影響していると思うのですが、今年の植物たちの低温障害は、12月上旬から中旬にかけての急な低温が影響しているのではないかな…などと素人なりに考えてみたりしました(笑)







 下の写真は、クスノキの樹皮で集団越冬する、ヨコヅナサシガメの幼虫です。写真はピンボケですね(笑)
  サシガメは、植物の汁液を吸う一般的なカメムシとは違い、他の虫を捕えて体液を吸う捕食性のカメムシです。うっかり掴んだりすると刺されて痛い思いをすることもあるそうですから、ご用心を!







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