2015年3月15日日曜日

3月9日 キノコ

前回にシデコブシの回にも書きましたが、ここのところ天気が悪くて風があるため、動きやすい植物は写真が撮りづらい!
そんなわけで、今回は揺れないキノコ(笑)

キノコと言うのは、はっきり言ってカビです!カビの花(生殖器)が大型になるものを便宜上「キノコ」と呼んでいるだけなのです!ほら、シイタケが食べたくなくなったでしょう?(笑)
でも、カロリーがほとんどゼロで、シイタケなどはビタミンDの前駆物質のエルゴステロールを豊富に含んでいる健康食材。しかも良いダシが出ますので、積極的に食べたいですね!

さて、キノコは葉緑素を持たない従属栄養の生物で、栄養の取り方からは、腐生菌(木材腐朽菌、腐朽菌)、共生菌(菌根菌、冬虫夏草類)などに分かれます。分類学的には多くは担子菌類ですが、子嚢菌に含まれるものもあります。

我々がスーパーで買って食べているキノコは、担子菌で木材腐朽菌もしくは腐朽菌が多いのです。前者はシイタケ、ヒラタケ、エノキダケなどで、後者はマッシュルームなどです。植物と共生する菌根菌(マツタケなど)は、栽培方法が確立していないものが多く、野生のものを採るしかないので一概に高価です。

キノコの中には、食用は出来るのですがアルコール分解酵素の働きを阻害するものがあり(ササクレヒトヨタケなど)、これらはお酒と一緒に食べると酷いアルコール中毒様の症状を起こすそうなのでご用心を!

今回のキノコ達は、担子菌類で木材腐朽菌である、カワラタケの仲間でしょうか?








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