2015年10月18日日曜日

10月9日 イワヒバ

江戸時代から親しまれています。

イワヒバ
Selaginella tamariscina
イワヒバ科イワヒバ属のシダ植物
分布:日本の温帯域、東南アジア高標高部
別名:復活草、巻柏(いわひば)など

日本の原産で、岩などに着生するシダ類です。江戸時代からしきりと変異株の収集が行われ、多くの系統が今に伝えられている貴重な古典園芸植物です。しかし、シダ類は得意分野ではなく、古典園芸も同じく得意分野ではないので、あまり詳しくはありません(笑)

湿気があると葉が展開してますが、乾燥すると内側に巻くように葉をたたみ、休眠します。相当な乾燥状態にも耐え、水分が供給されると再び緑の葉を展開するので「復活草」とも言われます。この驚くべき乾燥耐性にはどうやらトレハロースの様な多糖類が関係しているようですが、詳しくは解明されていないようです。

今回は水戸植物園にお邪魔した際、ちょうど「イワヒバ展」の搬入日にあたり、貴重な系統を色々と見ることが出来て本当にラッキーでした。変異の幅が広いのに驚きました。また、展示物の中で最も大きな株は樹齢?200年とのことで、まさに江戸時代から伝えられてきた株ということです。本当に貴重なものですね!




















天保14年のイワヒバ盆栽の番付!



おまけ  水戸植物公園の斑入りバナナの葉っぱ(笑)

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