2018年9月9日日曜日

9月1日 白いツユクサ!

9月1日はなんだか不安定な天気で、写真を撮る気がおきなかったのですが、植物歳時記ファンの皆様のために、老体に鞭打って撮影に出ました(笑)

自宅そばの町中を空き地などに沿ってウロウロしただけなのですが、神様は見ておられます(笑)
なんと初めて見る白いツユクサが!ネットで調べてみると「ごく稀に見られる」そうです!形質的には固定されているらしく、毎年同じ場所で見られるようなので、ご近所散歩の楽しみが増えました。
写真は、興奮してしまったせいか、蕊にピントがきていませんがご容赦を(笑)。標準ズームで撮ったので寄り切れていないし…


透けるような花弁がとても綺麗です



ピンボケですが…トリミング



こちらは普通のツユクサ


あまりに写真が酷くて納得できなかったので、9月2日の雨が降り出す前の早朝に三脚を持ち出して撮りなおしたのが下の写真です。マクロレンズを利用して深度合成をかけたのでそれなりの仕上がりになって良かったです。



2018年9月8日土曜日

9月1日 ワルナスビの実

アメリカ原産の凶悪な帰化植物(笑)
だいたいからして、ナスという植物は「おたんこなす」のようなやや侮蔑的な言葉の接尾語や接頭語として使われることも多いのに、よりにもよって「悪茄子」ですから、その極悪ぶりも想像できますね…。
地下茎で繁殖する多年草で、茎や葉には鋭い棘があり、しかも毒性まであるという至れり尽くせりの奴です(笑)。

でも、花や実はとても可愛らしいので、たまにはゆっくり眺めてやってくださいな。










2018年9月6日木曜日

9月1日 ツルボ

1年に数回の刈込が行われる自宅そばの法面では、この時期になると決まって花を咲かせてくれます。
ツルボはキジカクシ科ツルボ属の多年草です。この仲間の球根植物には園芸的に価値が高いものも多いのですが、例えばシラー・カンパニュラータのように春咲が多いような気がします。
冒頭にも書きましたが、この花は私にとっては秋の到来を知らせてくれる野草です。ツルボが咲いて3週間もすればヒガンバナが開花真っ盛りとなり一気に秋本番に向かうのです。






可愛らしいツバメシジミが吸蜜に来ています



この法面では凄い密度です(笑)

2018年9月4日火曜日

9月1日 ヤブガラシ

困りものの雑草、ヤブガラシ。
もの凄く旺盛な生育のつる性多年草で、巻き付いて藪も枯らすから「藪枯らし」となったそうです。
別名は貧乏草。庭に生えると貧乏になるのか、庭の手入れができないくらい貧乏だからはびこるのか分かったものではありません(笑)

でも、若芽はあく抜きをすると山菜として食べられるそうです。人類が食料とすれば、いかなヤブガラシもたちまちに絶滅危惧種として、環境省のレッドリストに載るでしょう(笑)

また、この、ピンクやらオレンジやらに色づく花は、蜜を多く出すため、吸蜜性の昆虫たちは大好きです。普段はせわしなく写真に撮りづらいアゲハもこの時ばかりは油断しています(笑)








吸蜜に訪れたナミアゲハ。さらにすばしっこくて写真を撮るのが困難なアオスジアゲハも、この花で吸蜜中は何とか撮ることができます。



2018年9月1日土曜日

8月26日 ヘクソカズラとイチモンジセセリ

2,000回からの「新・植物歳時記」では、昆虫たちや気象現象なども積極的に取り上げたいと思います。さすがに8年近くやっていると、ネタ枯れになるので(笑)

横浜市栄区では、セセリチョウの類は春から秋までずっと見ることができます。今回のイチモンジセセリを始めとして、キマダラセセリ、チャバネセセリ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリなどはごく一般的ですし、私は見たことが無いのですが、美麗種のアオバセセリも稀に見ることができるようです。

セセリとは、せわしなく飛び回る姿からなずけられました。ガのような姿ですが、三角形のジェット機のような翅といい、つぶらな複眼といい、可愛らしい蝶だと思います。

8月26日は早くも咲き始めたヘクソカズラでしきりと吸蜜していました。ストローのような口吻がビローンと伸びた瞬間が撮れました。


2018年8月30日木曜日

8月26日 イラクサ科カラムシ属の仲間

アカソ、コアカソ、クサコアカソ、カラムシ、ヤブマオ、メヤブマオ、ラセイタソウなどがイラクサ科カラムシ属の仲間たちです。

それぞれに個体間差が大きく、さらに交雑も行うらしく、種の同定は非常に困難なようです。

この仲間は、食用になるもの、繊維になるもの、染料になるものなどいろいろと役立つものが多いのですが、普通に見かけると大柄な雑草としか思えません(笑)

今回の植物はアカソっぽくもありませすが、なんとも自信はありません(笑)






2018年8月28日火曜日

8月26日 赤・白・黄のミズヒキたち

さてさて、装いも新たに…という訳にはいかず、装いは今まで通り、気持ちだけ新たにして2,001回目を始めましょう(笑)

ミズヒキとギンミズヒキはタデ科イヌタデ属の多年草、キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の多年草です。
一つ一つの花の形は全く異なるのですが、花穂全体が長く伸びるので、いずれも「水引」と名付けられたようです。ちなみに「水引」とは、祝儀袋などにかける帯紐のことです。たしかに、白・銀・銀・赤がありますね。

ミズヒキとギンミズヒキは開花のきちんとした写真が無かったので、マクロレンズでストロボ使って撮りました。
キンミズヒキは全然違う撮り方してしまいましたが(笑)


ミズヒキ



ギンミズヒキ



ミズヒキをわざとピンボケで。わざとですよ(笑)



キンミズヒキ