2015年7月23日木曜日

7月18日 ヘクソカズラ

ママコノシリヌグイ、オオイヌノフグリと並んで、「酷い植物名三傑」ではないでしょうか?

ヘクソカズラ
Paederia scandence
アカネ科ヘクソカズラ属の多年生つる性草本
原産地:日本など
別名:ヤイトバナ、サオトメカズラなど

漢字で書くと「屁糞葛」です…。葉などを揉むと感じられる異臭からのネーミングです。万葉集の時代から「糞葛」と言われていたそうですから、長い間、酷い名前に耐えているのですね。別名のヤイトバナは花がお灸の跡に似ているからで、サオトメカズラは花が早乙女(なんでしょうか?)のかぶる笠に似ているからだそうです。

臭いはともかく、花は愛らしくて大好きです。そんなわけで、今回いくつかの株を撮影していて気付いたのですが、自宅そばには明らかに二種類のタイプがあります。繊細な葉と、小ぶりな花のタイプが一つ。少し大振りで星形の模様が花弁に入り、葉も大きくてつやつやしているタイプがもう一つ。

必死になって調べると(笑)、ヘクソカズラにも亜種と言うか変種レベルの変化があるようですね。
標準種のヘクソカズラに対して、変種はツツナガヤイトバナ、ハマサオトメカズラ、ホシザキハマサオトメカズラ、ビロードヤイトバナ、アケボノヤイトバナなど…。

どうも、今回のものはその特徴から、標準種のヘクソカズラと、その変種のホシザキハマサオトメカズラの様な気がします。しかし、変種になると急に優雅な名前になるな(笑)


ヘクソカズラ



ヘクソカズラ



ヘクソカズラ



ホシザキハマサオトメカズラ?



ホシザキハマサオトメカズラ?



ホシザキハマサオトメカズラ?

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